Xchange

1997

『Xchange』は1997年にWIN用として、CROWDから発売されました。

最近はそうでもないかもしれませんが、当時としては珍しい、性転換系(TS/TG)のADVでした。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
主人公‘相原拓也’は、多少気弱な感じのするもののごく普通の少年。
ある日、拓也は所属する化学部で誤って薬品を浴びてしまう。
その後、帰宅して部屋に戻り着替えようとすると……
なんと薬品の影響で、ボーイッシュで可愛い女の子になっていた!!!
女の子になった拓也は、バスの中で痴漢にあったり男子生徒に告白されたり、義姉から女の悦びを教わったりと、今まで知らなかった事を体験していくのだった……。
化学部の部長は元に戻る薬を作ってくれるらしいのだが……。
はたして、たくやは無事元の体に戻れるのだろうか!?

<感想>

男性が女性になると言うと、年代的にどうしても「らんま1/2」を思い出してしまいます。
当初、女らんまは見た目的には好みのど真ん中なのに、いまいち女性的魅力を感じないんですよね。
何でだろと不思議に思ったこともありましたが、見た目は女でも中身や性格が男だからだろと言われて、あぁなるほどなと思ったりもしたものでした。

XChangeは「らんま1/2」と似ているのですが、ちょっと異なり、変身すると中身まで女っぽくなります。
性格まで完全に変わると変じゃないかと思う人もいるかもしれませんが、環境次第で性格もかわりうるものでしょうし、少なくとも実用系のアダルトゲームとしては、これで良かったように思いますね。

こういうTS系のアダルトゲームは今ではそれなりに増えていますが、当時はほとんどなかったはずです。
ゲーム内の一場面とか、一シナリオっていうのならともかく、まるまる一本TSですっていうのは、かなもしかしたら本作が初めてかもしれません。
いずれにしろ、当時は、TS系が好きな人ならば、間違いなく買っていたように思います。
それもふまえると、TSゲーの中でも知名度は抜群に高いのではないでしょうか。

ちなみに、私自身は、特に属性があるというわけではありませんでした。
じゃあ何で買ったのかというと、完全に原画目当てでした。
キャラが可愛いのもそうでしたし、CG自体が綺麗でした。
原画である、あかざきやすまさんの絵は、当時はかなり大好きでしたし、97年ではかなり良かったと思いますね。

内容的には完全にオカズゲーでH三昧ですので、キャラが合えば楽しめるだろうし、そうでなければ駄目でしょう。
私は上記のようにキャラが好きでしたので、それなりに楽しめました。
可愛いキャラのエロいシーンが一杯あって元は取れたということで、総合的には佳作としておきます。

本作自体は、珍しさが先行し、そんなに面白いと言い切れるものでもなかったですが、以後シリーズ化された人気シリーズです。
CROWD自体も、TS特化ブランドみたいになっていき、TSゲーをやるならCROWDって印象でした。
したがって、TS系が好きで、同系統の初期の作品から振り返ってみたい人なら、知っておくべき作品かと思いますね。

ランク:C(佳作)



DL版
XChange

Last Updated on 2024-12-04 by katan

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