『モブ催眠』は2017年にWIN用として、includeから発売されました。
思いのほか、ボリュームのある作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
「物語」を彩り、時には主人公をもり立てる。
けれども誰の記憶にも残らないようなキャラクター。
それが――モブ。
主人公・武持 盛夫は、中肉中背、イケメンでも不細工でもなく、成績は可も無く不可もなく。運動も同じ。
特徴らしい特徴は何一つ無かった。
ある日、困っているところを助けた男に、自分を「変える」ことができるという怪しげな笛を手渡される。
半ば疑いながらも使用したが、それは「本物」だった。
笛の音が聞こえる範囲の人間に催眠をかけられるようになった盛夫は、その力を使って今まで自分に見向きもしなかった女性――彼女達もまた物語の中心にはいないモブ達だ――に催眠をかけて好き放題にする。
だが、それだけで満足はできなかった。
物語であればヒロインとなる選ばれた存在──学園内でも有名な美少女である「紺江 日花里」と「高峰 真優」を自分の思うままにしようと望み、そして──。
<感想>
本作は、簡単に言ってしまうならば、冴えない主人公がリア充イケメンから、その彼女などを寝取る作品になります。
したがって、ストーリー上のジャンルとしては、催眠を用いた寝取りモノとなるのですが、ゲーム開始時は、そのリア充イケメン視点で始まります。
そのため、このイケメンに感情移入してしまうと、寝取られゲーのような気分になります。
主人公視点に入ると、前半は専らモブ女性とのHで、後半はヒロインとのHが中心となります。
ここはちょっと分離した印象を受けますので、せっかくモブに注目した作品なのだから、もう少し噛み合ったような展開にしてほしかったです。
ヒロインルートに入っていくと、これまでモブ女性には簡単に催眠からのHが成功していたので、ヒロインとのHもすぐできるのかと思いがちですが、何だかんだで簡単には本番にはたどりつけません。
焦らされながらもプレイしていると、Hシーンは結構な数になりますし、思った以上のボリュームだなと感じることでしょう。
ただ、この部分の評価は、人によって分かれるように思います。
本作は一枚絵の数よりも、Hシーンの数の方が多いです。
回想シーンだけなら、70にもなりますからね。
そのため、焦らされながらの展開が楽しめた人だと、ボリュームもあって満足という印象になりやすいでしょう。
しかし、回想シーンの方が多いこともあり、同じCGの使い回しもありまして。
したがって、こちらとしては、似たようなHシーンを何度も見るはめになるわけです。
これが単調で飽きる可能性もありますので、満足できないという人がいても何ら不思議でないのでしょう。
<評価>
個人的には、キャラデザが好みということもあり、満足することはできました。
ただ、上記の様な点が幾つか気になったこともあり、総合でも凡作としておきます。
ランク:D(凡作)
Last Updated on 2024-08-16 by katan
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