『湯けむり人妻慕情旅 ~ゆきずりの関係を結ぶ女たち~』は、2017年にWIN用として、スタジオポークから発売されました。
久住さんの描く人妻は相変わらず良かったですね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
旅先で出会った人妻達と、ゆきずりの関係を結び、無責任な中出し托卵をするADVです。
・西野静香 38歳
結婚20年目の専業主婦。20歳の息子有。
旅行当日、夫が仕事の都合で同行できなくなり、一人寂しく旅をしている所で主人公と出会う。
主人公に初恋の男を重ね、若い頃に戻ったかのように非日常を楽しむ。
・北咲佑香 33歳
結婚3年目の主婦。 男児有。
夫の計らいで、友人である東尾友子との旅行先で主人公と出会う。
生真面目だが、のめりこむタイプ。非常にアルコールに弱く、同窓会にてお持ち帰りされそうになってしまった経験がある。
セックスレスに悩み中。
・東尾友子 33歳
結婚9年目の主婦。男児有。
同じく夫の計らいで、北咲佑香との旅先で主人公と出会う。
佑香とは高校時代からの友人。気さくで物おじしない性格で、誰とも打ち解けるタイプ。
<感想>
久住さんの人妻の絵は、相変わらず良いですね。
過去作は、ヒロインが1人の作品ばかりでしたが、今作では一気に3人のヒロインを楽しむことができます。
今までよりも多くの熟女を見ることができますので、原画の絵が好きであれば、そして一人でも多くの女性を見たいというのであれば、本作も十分に楽しむことができるでしょう。
・・・良かったところは、そんなところでしょうか。
むしろ今回は、気になったところの方が多かったかもしれません。
まず、ストーリーですが、本作はロープライス作品であり、そして価格相当のボリュームしかないにもかかわらず、上記のとおり、本作ではヒロインが3人もいます。
そのため、大きな葛藤とかもなく、一人一人とすぐにHな関係になってしまいますし、各ヒロインのストーリー自体も、いつもより短く薄くなってしまっています。
また、過去作では、特殊な設定・属性の作品もあり、ヒロインにオンリーワンな雰囲気を作り出せていたのですが、今作にはそれもありません。
グラフィックについても、過去作では横向きのキスをしている立ち絵など、ちょっと他所では見かけないような部分もあり、特徴となっていました。
しかし本作では、そうした部分がなく、普通の作品という印象になってしまいました。
つまり過去作の場合、仮に原画が異なっていたとしても、或いは原画のファンでなかったとしても、それでも満足させうるだけの何かがあったのですが、今作の場合、それがないわけでして。
そのため、完全に原画頼りになってしまっているんですよね。
まぁそれでも構わんって人もいるでしょうが、作品全体としては質が下がってしまったとなるのかなと。
<評価>
総合ではギリギリ佳作としておきます。
もちろん、原画のファンで、この絵でエロがあれば十分というのであれば、本作も満足しるうとは思いますし、その観点からは手堅い作品だとは思います。
ただ、過去作との比較という観点からは、もっと先にプレイすべき作品が他にあると思うわけでして。
したがって、このサークルの作品の未経験者に対する優先度としては、過去作よりも下がってしまうと思いますね。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2024-08-16 by katan
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