『Mi・da・ra』は2000年にWIN用として、ミンクから発売されました。
雰囲気は良い作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
主人公‘羽柴祐斗’は大学に通う大学生。
ある日彼は、キャンパス内で1人の女性とぶつかる。
「それ…あげるわ。」
彼女はそう言い残し、自分の落としたビデオテープを祐斗に渡して去って行ってしまった。
…何が映っているのだろう…。
気になった祐斗は、家に持ち帰り再生してみる。
そこで彼が見たのものは…自分と義理の妹‘優美’が、淫らな行為を行っている姿だった。
夢とも現実とも取れるような、奇妙な感覚をもたらすその映像の世界に、祐斗は段々とのめり込み…
そして少しずつ…理性は波へと飲み込まれていく…
概要・・・
現実とビデオの2つの世界を行き来し、ヒロインたちとの妄想を超えた危険なプレイを楽しむのが本作のコンセプト。
このゲームは淫猥なエロスでユーザーを虜にした‘ミンク’の人気作「Fu・shi・da・ra」の流れを組んでいて、エロスを楽しむための全ての要素がパワーアップしている。
ヒロインと主人公がそれぞれ感じていることを同時に表現する『ダブルメッセージ』。
ビデオの世界でヌキ所を何度も巻き戻し再生、保存できる『ジョグシステム』。
選択肢の選びかたによって変動する‘エロス’と‘タナトス’のパラメータは展開に大きく影響する。
そしてミンクおなじみのおさわりシステムは、滑らかにアニメーションし、喘ぎ声まで付いてくる。
<感想>
この当時は何度もミンクのゲームを購入して、その都度失敗した~ってのを繰り返していたわけでして。
本作もその中の1本なので、ストーリーには期待しないでください。
特別ここが悪いとか叩きたくなるところもないのですが、つまりは、あってないようなどうでもいいストーリーってことですね。
まぁ、ここにストーリーを求めて手を出す人も稀でしょうし、私が期待したのもグラフィックとシステムでした。
グラフィックは、原画が福永ユミさんで、塗りも独特の味わいがあってパッと見はとても良い感じです。
それで私も惹かれたのですが、良くも悪くも想像通りって感じでした。
インモラル系のゲームなので、綺麗さよりもエロさが求められるのですが、上手い絵だなとは思いつつも変な上品さがマッチしておらず、エロさがあまりなかったんですよね。
そういう意味では微妙にチグハグな作品でした。
もう1つの特徴はシステムで、Hシーンにおいて胸をマウスでグリグリといじることができたのです。
今のおさわり系ゲームでは普通の機能かもしれませんが、当時は結構これすげぇ~って思ったものです。
3Dでなく2Dなだけに、かえって新鮮でしたね。
これはもちろん長所となるのでしょうが、最初はまだしも、すぐに飽きてしまいますので、思ったほどには楽しめなかったのかなと。
<評価>
総合的にはギリギリ佳作としておきます。
ストーリーだけだと凡作レベルだし満足できなかったのですが、2DのCGをグリグリいじる楽しみの可能性を示してくれた点で、何とか元は取れたのかなと思いますから。
見所もあっただけに、もう少し煮詰めていれば化けたかもしれません。
そう考えると、ちょっと勿体無い作品でしたね。
ランク:C-(佳作)


Last Updated on 2025-01-20 by katan
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