『壊され姉妹』は2012年にWIN用の同人ソフトとして、こんでんちゅ☆みるくから発売されました。
『私、メス奴隷にされてます。』以来となる、2本目の作品になります。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
商品紹介は以下の通り。
突然の母親の事故死を境に、秋津川姉妹の運命は大きく変わります。
母の葬儀の晩に突きつけられた義父からの理不尽な要求に始まり、姉妹は多数の男性に犯され壊されていくのです。
<感想>
端的に言えば陵辱系の作品となり、最初は義父に姉が犯されるのですが、他にもいろんな人に姉妹が犯されることになります。
エロ中心ということで、抜きゲーと考えて良いのでしょう。
ストーリー性という面や過激さ、或いは尖った部分という意味では、前作である『私、メス奴隷にされてます。』より劣るのかなと。
でも、抜きゲーとしての陵辱の濃さは、十分すぎるほどあるように思います。
シチューエーション的には、幅広く揃っている感じ。
屋外での青姦、教室での男子生徒の前での保健体育授業という羞恥要素、その後は皆に犯される輪姦になりますし。
一つの何かこれという属性ではなく、幅広く様々な属性に対応できる人の方が楽しめる作品と言えるでしょう。
したがって、個々の属性については数こそ少ないものの、一つ一つにインパクトのあるものが多いので、個人的には満足度にもつながった感じでしょうか。
ちなみに、個人的に印象深かったのは、姉が血みどろになって殺され、妹が男のナニを切り落としたにもかかわらず、全身血まみれになりながら妄想Hしているシーンです。
前作ほどではないですが、結構猟奇っぽい部分もありますね。
この辺は商業作品では絶望的だけに、同人ならではの特権かもしれません。
グラフィックについては、濃い絵柄なので、場合によっては人を選ぶのかなと思いますが、肉感的で個人的には結構好きですね。
基本CGは44枚に差分1100枚、立ち絵は400枚以上。
分量的にはミドルプライス級といったところでしょうか。
でも、これって1365円なのですよ。
価格を考えれば非常に優れていると言えるでしょう。
本作はグラフィック枚数も多いですし、それに見合うだけのストーリー量も用意されています。
14種のENDを全て見ようとすると、結構時間がかかるはずです。
この価格でこの内容は間違いなくお得なんですよ。
もちろん、量だけでなく内容もしっかりしていますし。
ただね、全クリアを目指すとなると、かなり難しいのです。
マイナーな同人ゲーだけに情報も得にくいですし、マイナー作でこの難易度はかえってマイナスなのではないかなと思います。
前作も難易度が高かったので、製作者のこだわりかもしれないですけどね。
だとしたら余計なお世話なのですが、せっかく良い内容なのだからもっと売れて欲しいし、そういう観点からはもっと易しくした方が良いのになと、他人事ながらも、つい思ってしまうのです。
そしてそれ以上に厄介なのは細かなシステム周りでして。
本作はライブメーカーで作られているのですが、これが妙に使いにくいのです。
システム面の不備で作品の没頭しにくくなっており、それで大分、損をしているように思うのですよ。
<評価>
個人的には、前作ほどのインパクトはないのかなと。
もっとも、そうは言っても、この価格でこれをやられてしまってはね。
コストパフォーマンスは抜群ですし、私は下手なフルプライス作品よりもずっと楽しめています。
そのため、点数としては前作より数点下がるけれど、ランクとしては良作扱いということにしておきます。
前作は名作に近い良作で、どちらにするか悩んだものです。
今回はギリギリ良作といったところでしょうか。
もう少し有名になっても良いのになと思いますし、システム面の改良さえなされれば、大化けする可能性もあると思うんですけどね。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-11-25 by katan
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