『フェアリーテール海賊版』は1991年にPC88用として、フェアリーテールから発売されました。
海賊版とありますが、きちんと本家が製作したファンディスクになります。
<前置き>
近年は人気作が生まれますと、後にファンディスクが発売されるケースが増えています。
ファンディスクと言ってもいろいろ形態があるのでしょうが、何かの作品の後日談とか、特定の作品に対するファンディスクが多いでしょうか。
そういうファンディスクはPC98時代もあったのですが、エルフとかアリスが行っていたような、購入者がオマケで購入できるミニゲームというイメージが強いように思います。
もっとも、そういう購入特典のようなものだけではなく、普通に一般の商品として売られているパターンもありました。
その代表例として、おそらく一番有名なのが、アリスソフトの『アリスの館』なのでしょう。
しかしながら、この『アリスの館』は個々の作品のファンディスクではなく、アリスというブランドに対するファンディスクであり、個別の作品とは関係がありませんでした。
他方で、個別の作品を何本かまとめて扱った類のファンディスクもあり、『フェアリーテール海賊版』はこちらに属します。
アイデス(後のF&C)は、カクテルソフトの場合は『カクテルソフト増刊号』と題し、何本かゲームを出した後にそれらを扱ったファンディスクを出していました。
この流れは『フェアリーテールリミックス』や『みっくすキャンディ』など、windowsの時代にも続きます。
windowsの時代になってからは、他社ではリーフも盛んに出していましたね。
以前書いたコラムでは手薄になってしまいましたが、ファンディスクにも歴史というものがあるのです。
<感想>
さて、肝心の中身なのですが、千駄ヶ谷教授という怪しいおっさんが解説するという形式で、今作は5本の作品を扱っています。
一つ目は『殺しのドレス2』であり、これは教授がストーリーをダイジェストで紹介してくれます。
二つ目は『リップスティックアドベンチャー2』。
この作品はコミカルで豪快なイメージであることから、逆に主人公を猛烈な気配り人間に置き換えてみようというもの。
メッセージの「不愉快さ」を鋭く追求するという、何だか意味不明なものになっていますw
三つ目は『キサナ』。
こちらは、もし主人公がウスラバカだったらというテーマで進行。
四つ目は『ドラゴンシティ X指定』。
エロ担当ですね。
それに全てを終了した者だけが見られるグラフィック集。
これは『ストロリー大戦略』です。
<評価>
ファンディスクなんでね、しかも内容も内容なので、ランク表示はなし。
今となっては、少なくともこの時期からファンディスクの歴史は続いていたと、そんな資料的価値が大きい作品になるのでしょうね。
Last Updated on 2024-08-23 by katan



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