ウィザード&プリンセス

1983

『ウィザード&プリンセス』は1983年にPC用として発売されました。

オリジナルはシエラオンライン社が制作し、本作はその日本語移植版になります。

<概要>

ゲームジャンルはコマンド入力式ADVになります。

あらすじ・・・
あなたは気ままな旅人です。
セレニア国のある村を通りかかると、村人が大勢あつまっています。
何事かと近づいてみるとセレニア国王の布告文を読み上げる声が聞こえました。
「つつしんで承れ!!汝らの王、ジョージ国王は大いなる災いを被られた。
かの麗しきプリシラ姫が世にも恐ろしき大魔術師ハーリンに拐わかされ、山岳地帯のかなたハーリン城に幽閉されておわす。
汝らの王はこう宣言なされた。
何人であれ、姫君を無事に連れ戻した者には、王国の半ばを与えるであろう。」
布告はそれだけですが、あなたを興奮させるには十分でした。
勝手きままな放浪生活も冒険好きのなせる業。
王国の半分とはなんとう報酬!即座にあなたの心は決まった。姫を救い出そう!!

<感想>

初期のADVというのは、画面上に文章しか表示されていませんでした。
これが、いわゆるテキストADVと呼ばれるものになります。

この頃のADVの定義は簡単だったでしょうね。
「プレイヤーが言葉を入力すると、言葉が返ってくるゲーム」ですみますから。

しかし、それは、『ミステリーハウス』の登場で一変します。
この作品からグラフィックが表示されるようになります。
そうなると、先ほどの定義は崩れてしまいます。

それ故に、いろいろと論争が起きたわけでして。
すなわち、グラフィックADVはADVと言えるのかってことですね。
今だと想像もつかない話ですけどね。

まぁ、結局のところ、テキストADVとは異なる、グラフィックADVというADVの新種ということで決着が付いたんでしょうけれど。

そして、このグラフィックADVですが、当然ながら(?)最初は白黒だったのです。
しかし、TVが白黒からカラーに移行したように、やがてゲームにも、カラー作品が登場するようになります。

そして、その最初のカラー化作品が、『ウィザード&プリンセス』だったのです。

そんなわけで、本作は、今やっても楽しくはないのでしょうが、ADV史に残る傑作ってとこですかね。
まぁ、今からやって欲しいとは思わないけれど、とりあえず名前だけは知っておくべき作品かとは思いますね。

ランク:AA-(名作)

Last Updated on 2024-05-13 by katan

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