『アゲイン』は1984年にPC用として、ENIXから発売されました。
「第3回ゲーム・ホビープログラムコンテスト」の入選プログラム賞受賞作でした。
<感想>
ゲームジャンルは一応というか、ベースはADVになります。
ADVとしても、コマンド入力式と選択式がちゃんぽんになった作りでしたが、それ以外にも途中でミニゲームとしてRPGがあったり手術SLGがあったり、時にはパズルがあったりして、終始プレイヤーを飽きさせないような作りとなっていました。
こういう状況に応じて必要と思われる要素が含まれるのは、個人的には高く評価したいですね。
ストーリーは、天国の一市民が聖霊になるために、7つの人生に挑むというものです。
一つ一つは短いとはいうものの、毛色の異なる7つの物語を楽しむことが出来ました。
これはオムニバスの先駆けと考えることもできるでしょうが、1つ1つでEDがありつつ最終的には繋がっていますからね。
今風の感覚で言えば、ループ系のマルチストーリーマルチエンドADVに近いものがあるかもですね。
本作の知名度はかなり低いかと思いますし、同じ年に同じエニックスから出た『オホーツクに消ゆ』とかと比べると、どうしても小粒感は否めないかもしれません。
しかし、ゲームの構成は凝っているし、ストーリーの構成も凝っていました。
今の観点から見ても似たような作品は少なく、非常に個性的な作りで凄く良く練られた作品だったと思います。
<評価>
総合でも名作といえるでしょう。
単一の形式に囚われるのではなく、語りたいことのために最善の手段を講じていく。
こういうゲームって、もっと評価されても良いんじゃないかなって思うんですよね。
個々の要素では粗い点もあるけれど、私は好きな1本でしたね。
Last Updated on 2024-05-13 by katan



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