太陽のしっぽ

1996

『太陽のしっぽ』は1996年にPS用として、アートディンクから発売されました。

アクアノートの休日の作者が作った、原始人生活体験ゲームになります。

<感想>

本作には一応、マンモスの牙を積み上げて塔を作り、最終的に太陽のしっぽをつかむという目的があります。

ただ、どちらかというと、原始人の生活シミュレーターみたいなものでしょうね。
個人的に「はじめ人間ギャートルズ」とかが好きだったのもありますが、この雰囲気と発想は良かったと思います。
横道にそれてしまうけれど、「はじめ人間ギャートルズ」は面白かったなぁ~
たまに再放送があると、ついつい見てしまったものです。

原始人の生活を再現し、しかもそれが広大なフィールドでなされるとなると、一見するととても自由度が高そうに思えます。
しかし、実際には食べたり狩ったりくらいであまりすることもなく、もう1つ内容が伴っていなかったのかなと。

また、時間に応じて昼や夜になったりするのですが、夜になるとプレイヤーの意思とは関係無しに突然寝たりします。
暗いだけでもプレイ意欲が削がれかねないですし、あまり楽しめない時間も多かったように思います。
ここら辺は何とも難しい部分ですよね。
リアリティがないと叩かれることもあるのだけれど、だからと言ってリアリティを追求することが即面白さにつながるわけでもなく。
このゲームだけに限らず、多くのゲームに共通する問題でもあるのでしょう。

総じて発想は良かったけど、良くも悪くもそれだけって感じですね。
PS初期ということで、ハードの性能的にも無理があったのでしょう。
こういうゲームはPS3とか最近になって伸びてきたジャンルでもあり、今の技術で作り直したら大化けする可能性もあると思うんですよね。
そう考えると、ちょっと早すぎたのかなと思ったゲームでした。

ランク:C-(佳作)


太陽のしっぽ

Last Updated on 2024-11-16 by katan

コメント

タイトルとURLをコピーしました