『ソープランドストーリー』は1986年にPC88用として、ハード(HARD)から発売されました。
あやよさんで有名なハードのデビュー作だったはずで、非常に珍しいソープランド経営SLGでした。
<概要>
ゲームの目的はソープランドを経営し、自分だけのハーレムを作るというものです。
システム的には、ソープで働かせる女の子たちをナンパするRPG的要素と、ソープランド経営のSLG的要素から成り立ちます。
見方によってはADVでも良いかとも思いますが、一応ここではRPGとして分類しておきたいと思います。
まぁ、雰囲気的には「TOKYOナンパストリート」をマップ移動式にして、それにプラスアルファを加えたって感じですかね。
ナンパストリートよりもキャラが可愛くなった分、ナンパも楽しく感じられました。
まぁ、41歳の、しかも見た目より老けてるオバサンとかに、むげなく振られた時などは怒りもこみ上げてきましたが、それもひっくるめてゲームの味ってものでしょう。
<感想>
さて、本作は、ゲームの練り込み自体はそれ程でもなかったと思いますが、発売された時期が時期ですからね。
本作の発売された86年なんてのは、ファミコンで『ドラクエ』が発売された年であり、世間の大半は、この年になってようやくRPGを認知したようなものです。
しかも、それ以後も80年代のRPGなんて中世ヨーロッパ風のばかりですし。
そういうのも考慮すると、よくこの年にこんなのを出したよな~って感心してしまいます。
今でもこんな設定のゲームはほとんどないでしょうし、とにかくオリジナリティ・個性は抜群と言えるでしょうね。
グラフィックもわりと粗めだとは思いますが、個人的には結構好みなキャラデザだったりします。
ハードというと、どうしても、『はっちゃけあやよさん』の紙芝居のイメージが強いです。
でも、『ようこそシネマハウスへ』(1994年)といい本作といい、時々ゲーム部分の凝った名作を作ってくるブランドなんですよね。
あやよさんだけだとシネマハウスが突然変異に思えてきますが、本作なんかを見ていると下地はあったんだなって分かるかと思います。
<評価>
こういうゲームって、もっとあっても良いと思うんですよね。
ゲーム性の高い内容に、他にはないオリジナリティ。
それって、今のアダルトゲームに一番欠けているものですから。
古すぎて誰も褒める人がいなそうなので、その分私が名作として褒めておきたいと思います。
Last Updated on 2024-05-06 by katan
 
  
  
  
  


コメント
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私も褒めておきます!
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こういう作品を作っているのって、今はアリスソフトくらいしかないですかね。
最近だと、『ドーナドーナ』がありますし。
ちょっと前までだと、にくきゅうというブランドも、エロゲならではの作品を作っていましたけど。
(エウシュリーだと、CSにあるようなゲームにエロを付けただけで、ちょっと違いますし。。。)