シムピープル

2000

『シムピープル』は2000年にWIN用として、エレクトロニックアーツから発売されました。

確か当時世界で最も売れたPCゲーでしたっけか。

<感想>

オリジナルは同年に発売された『The Sims』で、本作はその日本語移植版になります。

続編は素直に『ザシムズ2』となっていますので、ある意味本作だけが変則的なタイトルになっていますね。

ジャンルはSLGで、端的に言えば町の住人として、コミュニケーションを楽しむタイプのゲームです。

まぁ、この類のゲームは既に幾つかありましたからね、発想自体は特別際立っていたとは思いません。

しかし、作ったのがシムシティなどを作ったウィル・ライトですからね、その作り込みと規模は半端じゃありませんでした。

完成度が高いと言いますか、狭義のゲーム性が非常に高いわけですね。
これは人気が出るのもうなずけます。

ただ、言い換えれば突出しているのはそれだけでもあり、私の基準からは点が非常に伸びにくいゲームでもありました。
舞台の設定にも惹かれるものはありませんでしたし、個人的には良作が精一杯なのかなと。

それと、こういう自由度が高いゲームは好きだと思っていたのだけれど、基本的にADVとかが好きなように、ある程度はシナリオやイベントや個性のあるキャラがいた方が、私は楽しめるようです。
もちろん逆にそんなのは要らないって人もいるでしょうし、純粋にSLGという形態を望んでいた人もいるでしょうから、そういう人には極め付けのキラーソフトになりえたでしょうね。

そういうわけで私の評価では低くなってしまったのですが、純粋なSLG好きなら大幅にポイントがアップするでしょう。
いずれにしろ、2000年を代表するSLGの1本だったのでしょうね。

ランク:B(良作)


シムピープル

Last Updated on 2025-01-21 by katan

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