はるるみなもに!

2017

『はるるみなもに!』は2017年にWIN用として、Clochetteから発売されました。

おそらく2017年で、一番売れた作品となるのでしょうが・・・

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
背後に豊かな山地を控えた海沿いの街・玉津江町は、再開発で近代化が進む海側と、神社を中心に昔ながらの村風景が残る山側が混在する地方都市。
双方の地域ではそれぞれ海の神と山の神を祀った神社があるのだが、山側には住人が誇りとする‘現人神の少女’が存在する一方で、海側は現在祭神が不在という状況だった。
これはよくないと新たに神様を迎えることになったのだが、やってきたのはこちらも少女の姿をした現人神…。
しかも、鎮守の役割を果たせないほどのへっぽこ神様だった!
現山の神の兄で宮司の息子でもある山神立貴は、クラスメイトになった新米へっぽこ神様から協力を求められ、彼女の神様修行を応援していくことに。
そんな中、町には海神以外にも様々な神様が集まって来るようになり、その誰しもが立貴のことを気に入ってしまって…?

<感想>

本作について直接書くことはあまりないので、ほとんど余談みたいなものが中心になってしまいます。
本作の中身だけが気になる人はすみません。

さて、エロゲにもいろいろあるけれど、特殊な属性であるとか、斬新なシステムを導入しているとか、何か客観的に特別な要素がある作品は、その部分が優れていさえすれば、名作と言って良いのでしょう。

しかし、個人の主観に左右されやすいストーリーや、テキストなどだけが優れているとされるような商業作品の場合、ネット上で情報が得られやすくなったゼロ年代以降において、一部の信者やサイトが持ち上げているからといって、それだけで名作扱いするのはおかしいよなと思うわけでして。
もしプレイした人の大半が凄いと思うなら、ファンも増えて次の作品は売れるはずなのに、ネット上での知名度だけは信者の普及活動で増えつつも、ゲームは全然売れないってライターが何人もいますからね。
それって、ネットで騒ぐような一部の人に受けただけで、そうでない残り多数のユーザーには支持を得られなかったと、そういうことなんだと思うのですよ。
そしてそういうライターは、今はラノベとかに移っていっている人も多いです。
信者に言わせれば、有能なライターがエロゲから出て行ったから、エロゲは売れなくなったんだということらしいですが、いやいや、ちょっと待てよと思うわけでして。そいつらがエロゲで活動していたとき、そもそもあまり売れてないのだから、エロゲの売上にあんまり関係ないじゃんって思うのですよ。
(虚なんとかさんとか、田なんとかさんとか、丸なんとかさんとか、他にもいろいろいますが・・・)
絵が貶されつつもシナリオだけで売れたのって、鍵作品とか、それくらいしかないんじゃないのって思いますし。
そういうのもあって、私はゼロ年代前半の、いわゆるシナリオゲーとかそのライターには、懐疑的な部分が多くなってしまうのです。
まぁ葉鍵の時代とかって無意味に神聖視する人いるけど、葉が年間売上で1位になったのって、1度だけですからね。
それもエルフやアリス等の最大手が大作を出さなかった、狭間の年ですし。
実際のところ、そんな凄かったわけでもないです。

結局のところ、萌えとか恋愛ゲーという、主流派の作品においては、一般的に名作といえるかは、売上というのが一番大きな指標になるのかなとさえ、今は思ったりもしています。

だからまぁ、その年に一番売れた作品は、その時代を知るという意味も含めて興味が出てくるわけです。
そして、2017年の場合は、本作になるのでしょう。

まぁ、クロシェットの場合、シナリオというよりも、絵の人気の方でファンが増えたのでしょうけどね。
いずれにしろ、できるだけ客観的に考えようとすると、2017年を代表する作品の一つが、本作であるということになるのでしょう。

さて、キャラゲーで一番売れているわけですから、この絵が今のユーザーに受けているということに、
おそらくなるのでしょうね。
だから私の方が少数派になるのだろうと、それは前提としたうえで、なんか何がそんなに良いのか、良く分からなかったです。
キャラ絵にそれほど目立つところはないですし、演出とかもっと凄いブランドは幾つもありますしね。
テキストがキャラの魅力を引き出すことも多々ありますが、本作はそれも上手くいっているとは思えません。
っていうか、妹がね、開始時こそ可愛いなと思えたものの、あの口癖は、イラっとさせかねないです。

<評価>

今年を代表する中の1本ということで、その意味ではプレイする価値はあったと思います。

他方で、個人的には、得るもののない作品でした。

ランク:D-(凡作)


Last Updated on 2024-08-19 by katan

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