『ショーグン・トータル・ウォー』は2000年にWIN用として、エレクトロニックアーツから発売されました。
ゲイシャこわひ・・・とにかく芸者の怖いゲームでした。
<概要>
ゲームジャンルはSLGになります。
日本を舞台にした外国産の戦略SLGであり、大人数による戦闘が特徴の作品でした。
<感想>
冒頭のゲイシャが怖いというのは何のことかと言いますと、本作は日本を舞台とした戦略SLGなのですが、スパイや暗殺を担当する隠密の最強キャラに、ゲイシャが位置しているのです。
まさにゲイシャ無双と言った感じで、面白いくらいに暗殺が決まります。
動画とかを見てもらうと分かるのですが、もう無茶苦茶ですよ。
外人が日本を誤解して作ってしまった典型的な作品。
一見するとそう思えてくるし、ネタゲーかと思う人もいるでしょう。
もっとも、仮にネタゲーだとしても、十分一級品かと思いますけどね。
とりあえずゲームはプレイしなくても、動画だけでも一見の価値があるでしょう。
とはいえ、これは単なるエンタメとして盛り上げる手段でしかないのです。
このことでもってただのネタゲー止まりで終わらせてしまうのは、ちょっと浅はかというものです。
本作の1番の醍醐味は数千人にも及ぶキャラの、ダイナミックな戦闘にあります。
合戦はやっぱり迫力があった方が良いですよね。
私は『ファーストクイーン』のゴチャキャラバトルにはまった口なので、本作のようなシステムは大歓迎です。
その後、光栄は決戦シリーズや無双シリーズなんかを作っていますし、大勢のキャラによる乱戦物も今では珍しくないかもしれません。
でも、本作発売当時には、まだなかったですからね。
それだけにインパクトは大きかったです。
国産の戦略SLGにはすっかり飽きてしまっていたのですが、そんな私でもこのゲームには驚かされましたね。
しかも、ゲイシャや戦闘シーンのような見た目だけが良いのではなく、基礎的なゲーム部分も非常によく作られています。
ゲーム部分がしっかりしていて、映像も良くてネタとしての話題性もある。
SLGとしては、非常に良く出来ていた作品でしたね。
<評価>
総合でも名作といえるでしょう。
私の基準では、名作と言いつつも、この類のゲームはあまり点が伸びません。
そのため、生粋のSLG好きならば、もっと楽しめるかと思いますね。
ランク:A-(名作)
Last Updated on 2024-07-02 by katan
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