『シャドウ オブ メモリーズ』は2001年にPS2用として、コナミから発売されました。
タイムリープを扱った謎解き重視のADVであり、PS2初期の作品としては優れた作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはリアルタイム3D・ADVになります。
あらすじ・・・
2001年4月8日、レーベンスバウムの街を訪れていたアイクは、喫茶店を出て街路を歩いていたところ、突然の衝撃に襲われる。
背中には深々とした刺し傷が刻まれており、午後2時30分を告げる時計台の鐘の音を聞きながら、アイクは意識を失う。
目を覚ましたアイクを待っていたものは、この世とは思えぬ奇妙な空間、そしてどこからか語りかけてくる声であった。
その声が告げたのは、自分が死んだという事実、そしてアイクが「今日絶対に死ぬ運命」にあるという事だった。
運命を変えるのに協力するという声の誘いに乗るアイクは、その声の主が持つという「時間を統べる力」の一部である転送機を受け取る。
空間に開け放たれた門から抜け出ると、居場所は先ほどの喫茶店。
店員に揺さぶられ覚醒し、店を出て時計を見ると午後2時。先ほどの体験を思い返すが、それが夢でない事はズボンのポケットに入っていた転送機が物語っていた。
こうしてアイクは時空を移動し自身に降りかかる死の運命に立ち向かうことになる。
<感想>
3DのADVということで、一見するとアクションADVっぽいですが、本作にアクション要素はありません。
コナミからは『サイレントヒル』シリーズが発売されていますが、そこからACT要素を取り除いたものを想像してもらえば近いでしょう。
本作はアクション要素がないかわりに、謎解き要素で勝負という作品であり、これは設定とも関連します。
というのも、ゲームの流れは、主人公が死ぬ→過去に戻って死因を回避→別の原因で死ぬ→過去に戻って死因を回避・・・というのを繰り返すのです。
死因と死ぬ時間が決まっており、リアルタイムで時間が進行する中、プレイヤーは制限時間内に死因を回避すべく奔走することになります。
ゲームの設定や流れ自体は『Bad day on the Midway』と同じですが、珍しい設定ではありますし3Dだと迫力も違いますしね。
これはこれで新鮮に感じられました。
PCゲーをプレイしない人だと、『Bad day on the Midway』も知らないでしょうから、より新鮮に感じられたのではないでしょうか。
ストーリーは上記のとおり、タイムリープものになります。
死すべき運命からの回避という設定と、グラフィックが持っている印象から、最初はシリアスな作品っぽく感じるでしょう。
しかし、プレイしていると次第に、ギャグゲーというかバカゲーっぽく感じるんですよね。
何せ、ありとあらゆる死に方をしますから。
よくここまでいろんな死に方をするするもんだと、思わず笑えてくるんですよね。
まぁ、ゲーム部分及びストーリー部分だけなら、珍しくはあるし、良く出来てはいるけれど、もう1つ突き抜けた部分がないことから、せいぜい良作止まりってとこかなと思います。
むしろ本作で私が一番惹かれた要素は、何といってもグラフィックでしょうね。
2001年というPS2初期の段階で、よくここまでのグラフィックができたものです。
この幻想的な3D風景を堪能できただけでも凄く良かったですよ。
<評価>
内容自体は良作相当かなとも思いましたが、この時期にこのグラフィックで世界観を構築できたことを評価し、総合でも名作としておきます。
この作品は海外でも発売されて好評を得ているのですが、PS2初期ってこともあってか、国内では知名度が低かったわけでして。
純粋に謎解きを楽しめるADVで面白い作品、しかもグラフィックでも楽しめる作品なんて、PS2ではほとんどないですからね。
ADV好きには、もっとプレイしてもらいたい作品でもありますね。
ランク:A-(名作)
Last Updated on 2024-07-03 by katan




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