『トライアド・リリーティア 露出系魔法少女完結篇』は2023年にWIN用として、4Hから発売されました。
露出系魔法少女シリーズの最終作になります。
<概要>
ゲームジャンルはRPGになります。
あらすじ・・・『ルナリィ☆リリィ』の戦いからしばらく……。
無事平穏な生活を取り戻したものの、どこか満たされないものを感じていた元天才子○の女の子、七宮瑠奈。
そんな彼女のもとに、魔法乙女ラブリリィを名乗る女の子’愛莉’と、別れたはずの相棒’シャビィ’が現れる!
そして再び出現する魔物’リビドー’に、巨大な大樹。復讐の鬼と化した’シャミィ’が、この時代に舞い戻り恐るべき計画を企てているらしい。
再び街に迫った危機!またもや強引に魔法乙女にされてしまった瑠奈は、魔法女子大生クリスティアとかいうエッチなお姉さん’透華’とも合流し、’シャミィ’の計画を阻止するため、3人で協力して戦うことに!
しかしそこに立ちはだかるのは、透華の「親友」である心羽。
立場上3人と敵対する彼女は、正義の魔法乙女ティアハートを名乗り街の人々の人心を掌握!
エッチな格好をした3人は女版リビドー’シェイムレス’に仕立て上げられてしまう!!
どんなに言い訳しようとも、3人の魔法乙女衣装がスケベすぎるのは揺るがぬ事実!
街の人々はまともな衣装を着ているティアハートの言うことを信じ、3人は悪者グループということにされてしまうのだった…!
ドスケベ衣装で徘徊する’悪者’の3人には、リビドーのみならず守るべき市民からも魔の手が迫る!
露出!視姦!セクハラ!イタズラ!盗撮!凌●!ありとあらゆる恥辱が襲いかかる!そして魔力であるSe稼ぎのためにも、自ら進んで羞恥プレイを行う羽目にも…!!
それでも瑠奈達は正義のため、平和のため、そしてそれぞれの願いのために、どんな目に遭おうとも戦い抜く!!
果たして再び市民の信頼を取り戻し、この街に平和を取り戻すことはできるのか!?
全ての魔法乙女が一堂に会し、全ての戦いに決着をつける、露出系魔法乙女シリーズ圧倒的完結篇!!!!!!
<感想>
『露出系魔法少女 ラブリィ☆リリィ』、『初代露出系魔法少女 ルナリィ☆リリィ』、『露出系魔法女子大生クリスティア』と続いた露出系魔法少女シリーズ。
その集大成として、完結編となるのが本作になります。
基本路線は過去作と同じなので、あまり書くことはないです。
魔法少女が好きで、露出羞恥が好きならば、おそらく楽しめるでしょう。
あとは、何を重視するか次第で、印象がかわってくるように思います。
このサークルはストーリーもそれなりに仕上げてきますので、このシリーズが大好きな人であれば、本作も満足できる可能性が高いでしょう。
ただ、そもそも露出羞恥って、私は賞味期限が短いと思っています。
人間、最初は恥ずかしがっていても、何度も経験すれば慣れてきますし、見ている方も、段々慣れてきますからね。
だから同じキャラで何度もやっても、新鮮味が感じられなくなってしまいます。
そういう意味では、同じヒロインでシリーズ化することには向いていない属性なのでしょう。
本作についても、新たな刺激はなく、この点においては、過去作よりどうしても満足度は下がってしまいます。
他方で、変身ヒロインものは、シリーズとして積み重ねていくことで良さが生まれやすい属性のように思います。
だからこのシリーズも、シリーズとして続けることにより、羞恥ものとしてよりも、変身ヒロインものとしての魅力の方が強まっていくことになります。
それならそれで、変身ヒロインもの好きなら、より楽しめる方向にシフトすれば良いのですが、そう簡単に話は済まないわけでして。
変身ヒロインものだと、豪華に派手にいった方が見栄えがしますので、小粒な同人ゲーより、資金のある商業フルプライス作品の方が向いているのです。
逆に羞恥ものには派手な演出やボリューム等は不要なので、同人でも魅力を出しやすい属性といえるのでしょう。
過去の例をみても、変身ヒロインものの良作が商業作品に多く、羞恥ものの良作が同人に多いことは、こういった背景もあると思います。
4Hは、露出羞恥分野を得意とし、知名度を増していったサークルですが、変身ヒロインものの専門サークルではありませんでした。
変身ヒロインものは、本来得意としているのとは異なる分野、しかも資金力のある商業作品の方が見栄えのする作品を作れるとなると、どうしても専門と異なる分野で勝負しにいった感が強くなりますし、比較対象となる商業作品と比べた場合に、目立たなくなってしまいます。
<評価>
総合では佳作とします。
繰り返しになりますが、露出羞恥は、新鮮さや初々しさって大事だと思いますし、根本的に同じヒロインでのシリーズものに向いていないように思います。
シリーズとして同じキャラを使えば使うほど、魅力がなくなっていくように見えてしまうのです。
そのため、本作を露出羞恥的観点で考えるならば、物足りなさの方が目立ってしまうのでしょう。
とはいえ、シリーズ完結編として、このシリーズの最後を飾る作品としては一応期待に応えたと思いますので、ファンならプレイする価値があると思いますね。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2025-01-22 by katan
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