新撰組 ~幕末幻視行~

1991

『新撰組 ~幕末幻視行~』は1991年にPC98用として、ウルフチームから発売されました。

確か、TAKERUでの発売だったように思います。
沖田総司が女だったら・・・って感じで進む作品でした。

<概要>

ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。

まず簡単なストーリーの説明から入ります。
修学旅行で京都に来ていた女子高生の沖田操は、突然、幕末にタイムスリップしてしまいます。
タイムスリップした先では、病気で床に伏した本物の沖田総司がいます。
ところが、沖田総司は、操に後を託して息絶えてしまいます。
操は総司に似ていたことから、総司の身代わりとして本人になりすまし、行動をとることになるのです。

<感想>

沖田総司が女だった(本当は偽者なんですけどね)というのは、設定としては面白い試みだと思います。
これが80年代だったら、もう少し素直に楽しめたのかもしれません。

ただ、当時を知っている人ならすぐに思い浮かぶかなと思うのですが、この年って、映画で『幕末純情伝』があった年ですよね。
私は映画自体は見ていないのですが、原作の方は読みました。
この『幕末純情伝』が沖田総司は女だったという設定が主だったので、どうしても被って見えてしまうわけで、それ故に素直に楽しめない面があるのです。

まぁ中身は全然異なりますし、操ちゃんは可愛かったですし、表情も画面上で良く変わりますので、見ているだけでも結構楽しかったんですけどね。
ウルフチームのADVというのも数は限られていますし。

だからこそ余計に、変な勘繰りなどする必要がないような、純粋に楽しめるオリジナル作で作って欲しかったなとも思うわけでして。

<評価>

中身の出来が良いので、総合的には良作としておきますが、いろんな意味で勿体無い作品でもありましたね。

ランク:B-(良作)

Last Updated on 2024-08-24 by katan

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