『琉球』は1989年にPC88用として、アスキーから発売されました。
何でもログインのソフトウェアコンテストで入賞し、それを商品化したとのことです。
<感想>
既存の誰でも知っているルールを用いつつ、それでいて全く新しく感じるものを作り上げることは、全くのゼロから作るより難しい場合もあります。
そして、そういう作品の中には、センスが良いなって思わせる作品が少なからず存在します。
『琉球』 はパズルゲームであるところ、まさにそんなセンスの良さを感じさせる作品だったのです。
さて、本作 のルールは単純で、5X5マスのフィールドに、上からカードを落としていきます。
そのカードの縦横斜めの配列が、トランプのポーカーの役になっていれば点数が入るわけです。
そして、点数の合計が設定されたLEVELの点数を超えていれば、無事クリアとして次のステージに進めるのです。
ポーカーのルールさえ知っていればすぐに始められますし、誰でも楽しめる手軽さがありましたね。
それでいて良く考えないと、終盤ではすぐに詰まってしまいます。
シンプルなのに奥深い。
ゲームの根本でもありますが、その一番大事なものはしっかりと詰まっていたように思います。
小粒なパズルものということで良作に止めておきましたが、ちょっとした時間にふとプレイしたくなる、いつまでもPCに常駐しておきたくなるような作品でした。
ちなみに、タイトルの琉球ってのはわけがわからないですよね。
麻雀ゲームで上海ってあるから、おそらくそれに対抗したのでしょう。
ちょっと詳しい事情は分からないのですが、一応タイトルに合わせて琉球ゆかりの写真が、ステージクリア後のご褒美的なものとしてCGで映し出されます。
当時は沖縄に行ったことがなかったので漠然と見ていたわけですが、今なら全部分かりそうなので、時間を見てまたやってみたい気もします。
私は携帯とかのアプリに詳しくないのですが、こういうのがプレイできるようだと楽しそうに思いますね。
Last Updated on 2025-05-06 by katan
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