『数陣タイセン』は2007年にDS用として、任天堂から発売されました。
近年では珍しい思考型のパズルゲームになります。
<感想>
私は昔からパズルゲームが大好きで、TVゲーム機のゲームはもちろんのこと、それ以外のパズルとかも良くやったものです。
とはいうものの、ゲーム機のパズルゲームは『テトリス』が偉大すぎましたからね。
『テトリス』以降は落ちものパズルを中心に、アクション系の指先のテクニックを要するものがほとんどになりました。
もちろん、それらのパズルゲームも好きなのですが、私は本質的に思考型の方が向いているわけでして。
もう長い間、思考型で面白いのにあってないな~って思っていたら、この作品にめぐり合えたのです。
そういうわけで本作は、将棋や囲碁のような、場に手駒を交互に置いていく対戦型パズルゲームとなります。
具体的には、1から5までの数字が書かれた札があって、この札には最大4箇所の管が出ています。
この管をつなぐことで役を作り、時には連鎖をさせながら高得点を狙っていくゲームとなります。
まぁ、こういうのはうだうだ説明するより、動画を見た方が早い気もしますので、OHPかどこかで一度見てみて欲しいと思います。
説明書なしでもすぐ始められるような、親切かつシンプルな構造でいながら、様々なコツがあって非常に奥深いゲームでした。
私がボードゲーム好きということもありますが、ゲームというのは本質的にはアイデアにお金を出すものだと思っています。
昔はこれってどんなゲームなんだろうって、ワクワクしながら挑んだものですしね。
でも、近年はそういう感覚が薄れてきました。
これは私がゲームに慣れただけの問題ではないと思います。
ドイツのボードゲームなんかは、毎年のように唸らされるような秀逸なアイデアが出てきますからね。
日本のゲーム機には単に既存のゲームを洗練させたものが多く、アイデアが乏しいのです。
まぁ、それでもアクション系では新感覚の優れた物が出てきていますので、近年でもゲームって凄いなと思うことは多々あります。
問題は私の好きな非アクション系が行き詰っていることなんですよね。
そうした中で、本作は久しぶりにアイデアに唸らされた作品でした。
本作はDSのゲームでもありますし、確かにグラフィック面等では見劣りもします。
でも、そんなことが気にならないくらいはまれますし、製作者のアイデアに対しお金を払うということの意味が、よくわかる作品だと思います。
こういうゲームがあるなら、非アクション系もまだまだ捨てたものではない。
そう思わせてくれるような素晴らしい作品でしたね。
地味で小粒な作品ゆえにランクはかなり辛めになってしまっていますが、もうゲームのアイデアは出尽くしたと思っている人にこそやってもらいたい、間違いなくパズルゲームの代表作と呼べる作品でした。
Last Updated on 2026-03-02 by katan



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