夫の前で犯されて… violated in front of the husband

2006
Downloaded and organized by Andys - http://andys.ath.cx

『夫の前で犯されて… violated in front of the husband』は、2006年にWIN用としてYELLOW PIGから発売されました。

『若妻万華鏡』と比べると何ともストレートなタイトルになりましたが、YELLOW PIGというか土天冥海さんがシナリオを担当する寝取りものの第2弾ですね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
幸せな新婚生活を送っていた翔太と千尋。
しかし、翔太の上司を家に招いたことから千尋の悪夢な日々が始まる。
職場で上司から嫌がらせを受ける夫を救うために千尋は…。
幸せの絶頂にある夫婦に忍び寄る陰湿で淫らな罠。
上司の権力と巨根で、献身的な人妻を寝取る喜びを心ゆくまで堪能出来る、ねっとりネチネチアドベンチャー。

<感想>

ジャンルはオーソドックスなノベル系のADVで、内容はタイトル通りの寝取り(NTL)ものとなります。
良くも悪くもヒロインの堕ちていく過程を楽しむだけの作品なのですが、この堕ちていく過程をしっかり描けるライターは、残念ながらあまり多くありません。
その点、土天冥海さんは堕ちていくヒロインの描写が非常に上手く、それ故にこのジャンルにおいて非常に貴重なライターでもあります。
本作もヒロインの堕ちていく描写はお見事で、十分に良作と言える内容でしょう。

ただ、発売の順番が『若妻万華鏡』の前だったなら、もう少し素直に評価できたんですよね…
というのも、『若妻万華鏡』は堕ちる過程だけでなく、堕ちた後の展開も秀逸な作品でした。
堕ちる過程をしっかり描けただけでも満足なのに、そこにプラスアルファが加わったわけですからね、これは非常に大きいです。
そこにライターのこだわりを見ることができ、それで私はとても気に入ったのです。

一方の本作も、堕ちる過程だけならば、或いは土天冥海さんの作品の中でも最高クラスなのかもしれません。
でも、本作の場合、堕ちた後の描写が弱かったわけでして。
『若妻万華鏡』で見せた強烈な個性はなりを潜めてしまい、普通の堕ちる過程だけを丁寧に描いた作品になってしまったんですね。
もちろん、上記の様にそれだけでも出来る人は少ないので貴重なのですが、堕ちる過程を描いた作品が周りに一杯あるのも確かです。
他とは異なる個性、求めたいたものはその先にあるわけで、強烈な何かがあればあるほど喜んだんですけどね。
それがなくなっちゃったわけですから、どうしてもぬるくなったなぁ~って思っちゃうのですよ。

<評価>

丁寧に描かれた作品で十分楽しめる作品ではあったのですが、尖った部分が減って丸くなったために特徴が減り、評価としてはギリギリ良作止まりかなという感じです。

もっとも、その『若妻万華鏡』にあった尖った部分、つまり堕ちた後の展開にはかなりライターのこだわりが表れていて、それは結構人を選ぶと思います。
『若妻万華鏡』が玄人向けならば、本作は初心者向け万人向けと言えるでしょう。
したがって、土天冥海さんの作品及びNTL系の入門用としては、むしろ本作の方が向いているのではないでしょうか。

まぁ、今はセットになったのが発売されていますので、購入するならそれが1番ですけどね。
エルフの『媚肉の香り』で知名度の上がった土天冥海さんですが、媚肉では大作ゆえにおとなしく控えてしまった面もありました。
ライターの真骨頂という意味ではYELLOW PIG時代の方が発揮されていますので、媚肉を気に入った人にもオススメの1本と言えるでしょうね。

ランク:B-(良作)

夫の

Last Updated on 2024-05-12 by katan

コメント

タイトルとURLをコピーしました