『そして明日の世界より――』は2007年にWIN用として、etudeから発売されました。
終末系の作品であり、グラフィックの綺麗な作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・四方を海に囲まれたちっぽけな島。
自慢できるものといえば輝く太陽と澄んだ青い海、生い茂る樹々の緑くらい。
そんな変化に取り残された平和な島に住む、主人公の葦野昴は、いたって平凡な18歳の少年。
幼馴染でいつも元気な少女・日向夕陽、夕陽の姉で運動以外は完璧にこなす英語教師の日向朝陽、親戚で悪戯仲間の樹青葉、病弱で大人しい転校生・水守御波と共に、島にある小さな学園に通い、運動会に海水浴、 更には温泉堀りと騒がしくも平穏な日々を過ごしていた。
誰もがこの平穏で楽しい日々が、どこまでも、いつまでも、かわらずに続くものだと信じていた。
そう、あの日までは――。
『この小惑星は秒速三十二キロメートルで大気圏に接触、
僅かに大気表面を滑って軌道がズレた後に……地表に激突します』
突然の宣告――。残された時間は3ヶ月。
訪れるのは世界規模の大災害。あまりにも唐突に訪れた世界の終焉に、混乱する人々。
そんな中、何とか自分を保ち続けようと 必至になる5人――。
果たして彼らは、残された僅かな日々の中で、何を想い、何を得るのだろうか?
<感想>
個人的に、一番の特徴と感じたのは、やはりグラフィックでしょうか。
一枚絵も綺麗でしたし、エフェクトも良かったです。
サウンドも良かったので、演出関連はとても良かったと思います。
どこに重点を置くかでも変わってきますが、2007年のグラフィック部門では最高レベルに位置する作品でしょう。
グラフィックとも関連しますが、キャラも全般的に好みの絵柄でしたね。
問題があるとすれば、ストーリーでしょうか。
ライターはそれなりに名の知れた人ですね。
好きな人は好きなようですが、合わない人も結構いるようなので、案外好き嫌いの分かれやすいライターなのかもしれません。
私自身は、少し読む分には良いのですが、読んでいて、どうにも無駄が多すぎる気がします。
基本的に起伏に乏しいスタイルですので、あまり長くなりすぎると眠くなってきやすいのですよ。
削っても構わない部分も一杯ありますし、とりあえず分量を半分以下にして出直して来い、話はそれからだって感じなんですよね。
オチもイマイチ弱いですし、底の浅い上っ面だけのような印象が拭えなくって。
絵も良い、音も良い、部分的に見ればテキストも良い。
でも、全体ではあまり楽しめない。
ノベルゲームのボリュームは昔より増えていますが、とにかく増やせという弊害がもろに出たような作品でした。
もっとずっと短くても良いから、伝えたいことをきちっと纏めた方が良い作品になったと思うのですが。
<評価>
まぁ、ストーリーについては、正直もの足りなかったのですが、グラフィックとサウンドが良かったので、絵買いとしてはそれなりに満足したってことで佳作と判断しておきます。
終末系の題材が好きで、ライターのテキストが合う方であれば、プレイしてみる価値はあるかもしれませんね。
Last Updated on 2024-05-12 by katan



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