『脅迫3 ~遙かに響く光と影の淫哀歌~』は2011年にWIN用として、アイルから発売されました。
脅迫シリーズの第3弾になります。
<感想>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
まず、3とはなっているものの続編物ではありませんので、本作からのプレイでも全く支障はありません。
そうなると今度は逆に、前作ファンだからと言って気になるとも限らないのですが、私はアイルと言うと脅迫シリーズが真っ先に思い浮かぶほどですし、今回の題材でもあるアイドルものは好きなので、どうしても興味が沸いてきます。
とは言うものの、結論から言うと、これは「脅迫」ではないように感じてしまいます。
シリーズ過去作品が好きで同じ路線を求める人ほど、あまり楽しめないと思うのですよ。
違う点はいろいろあるのだろうけれど、あんまり建設的な話でもないですしね。
基本的に前作はこうだったのに今回はそうでなくなってるみたいな、マイナス要因を挙げるために前作の枠組みで考える手法は嫌いなので。
それでもしいて挙げるならば、過去作よりも尖った部分がなくなり内容的にマイルドになったとか、EDの数が大幅に減ったとかが挙げられるでしょうか。
まぁ前作と路線が異なってもその作品単独の魅力があれば良いのですが、上記の特徴に加えてCG枚数が少なめという点なども含めると、何だか普通の陵辱ゲームになってしまった感じです。
そういう意味では脅迫の看板がなければ埋没しやすい、影の薄いタイプの作品でした。
もっとも、全く楽しめなかったわけでもありません。
本作は、アイドルである主人公がレイプされ撮られたことをきっかけに、カモフラージュするためにアイドルとAV女優の2役をこなすという話です。
私は3次元のアイドルにはあまり興味ないのですが、偶像が堕ちる姿が好きなのか、アイドル陵辱物は好きなんですよ。
でも、どうもアイドル好きと二次元好きが被らないのか、アイドル陵辱系のゲームって少ないわけでして。
だからこの手のゲームが出るってだけでも属性的に嬉しいです。
そこにボテ腹H、しかもヒロインの母親との親子丼だったりするので、ボテ腹・熟女・アイドルと、好きな要素が1度にたくさん詰まったシーンもあったわけで、部分的には結構満足できたわけです。
<評価>
総合的にはギリギリ佳作ってところでしょうか。
脅迫シリーズという名前は忘れて、基本はよくある普通の陵辱系作品と考えるべきでしょう。
その時点でベースは凡作ラインなのですが、あとはそこから属性による上積みがどれだけあるかで、評価も変わってくると思います。
私の場合はアイドル・ボテ腹・熟女と好きな要素も結構あったので、その分の上積みがあって佳作に至ったという感じですね。
同じような属性を有している方であれば元は取れるだろうけど、そうでなければあまり楽しめる作品ではないでしょう。
総じて抜きゲーとしてはそれなりに楽しめるのだけれど、脅迫シリーズとしては少々物足りない残念な作品でした。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2024-12-13 by katan
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