恋ごころ - ADVGAMER

『恋ごころ』は2000年にWIN用として、RaMから発売されました。

プレイしていて楽しい作品でしたね。

＜感想＞

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

本作は2000年に発売され、当時は結構話題になったゲームなのですが、大抵のゲームは好意的な感想もあれば、そうでない感想もあるわけでして。
しかしこのゲームは大絶賛というのも多くはないのですが、かと言って極端な否定意見も聞かれず、全般的にそこそこ褒めている意見ばかりのように思えたわけで、それで逆に何なんだろうなと興味を持った作品でした。

実際に、プレイして納得。
ストーリー的にはファンタジー世界を舞台にしたラブコメ系作品で、どちらかというとコメディ系が強い作品でした。
そしてその日常が楽しいわけで、何と言いますか、小難しいことに抜きに楽しいと思える作品だったのです。

原画は少し癖があるかなとも思いますが綺麗ではありましたし、Hシーンでもアニメがあったりします。

＜評価＞

総じてほぼ全ての面で、ノベルゲームとしての発売当時の水準を超えており、読むことを主体としたノベル系としては欠点の少ない作品でした。
だから、あぁ～これは一般受けするのも分かるし、そんなに否定意見もでないよなと納得したわけです。

もっとも、かといって強烈な魅力と言えるほどの個性もなく、ノベル系が増えたこの年にあっては、埋没しやすいようなごく普通の作品っていう感じでもあったわけで。
特に叩くようなところもないのですが、普通に楽しめた作品ってことで良作に近い佳作にしておきます。

私の場合、こういう作品は点が伸びにくいわけですが、それはあくまで私の感想。
本作は一般受けするように思いますし、実際世間でも2000年にはかなりの人気を得ていたわけですからね。
もっと作品を作り続けていればファンも増えただろうにと思うわけで、本作のライターがこれが最後となってしまったのは、私にはあまり関係がない話でもあるのですが、他方で業界的には勿体無かったのではないかと、今更ながらに思ってしまいますね。

ランク：Ｃ（佳作）