『時間封鎖』は2008年にWIN用として、ALL-TiMEから発売されました。
時間を止めて女の子に悪戯をしちゃう。
つい妄想してしまうシチュですね。
<感想>
そういうシチュエーションは個人的にはかなり好きなのですが、漫画でも意外と少ないように思います。
ましてやゲームとなると、もっと数が限られてしまいます。
本作は、そんな時間を止めてからの陵辱に特化した、当時としては珍しい作品でした。
基本的には時間を止めて悪戯し、陵辱を重ねていくって感じですね。
全体の時間を止めたり、部分的に解除したり、能力をフルに活用する主人公の行動は痛快で、それだけで十分に楽しめました。
全体の時間を止めて服を脱がせた後に解除させるパターンも多く、露出・羞恥好きとしても満足できました。
周りの時間を止めて自分とヒロインだけの世界での陵辱、自分以外全部止めてヒロインに悪戯をした後解除して反応を楽しむ。
その双方をきちんと描けていたってのが大きいのでしょうね。
もっとも、エロ部分は好み次第で印象が変わるかもしれません。
主人公は基本的にSですし、ヒロインを苦しめたい願望が強いです。
ヒロインがなびいてくると興味を失ったりもしますし、今風のうける実用系ゲームとはちょっと趣を異にするように思います。
だからこそ、逆に合う人には凄く合うって可能性もあるんですけどね。
ちなみに私は今の流行と少し好みが違いますので、本作は結構ツボにきた感じです。
抜きゲーは好きなんだよ、でも最近のは何か少しポイントがずれるんだって感じる人がいれば、本作は検討の余地が大いにあるように思いますね。
ただ、ここまで見事に能力を使っているのを見てると、ADV好きとしては自分でやってみたくなっちゃうのですよ。
時間の停止・解除、全体か部分かとか、それを任意のタイミングでプレイヤーにやらせてくれたら、きっと面白い作品になったと思うんですよね。
勢いのあった頃のエルフとかだったら、○作シリーズとして良い物に仕上げてくれたように思います。
でも今のアダルトゲーム市場では、ゲームとして満足に作り上げられる所はないのかもしれませんね。
このゲームを企画した人が、10年早くこの企画をエルフに持ち込んでいてくれたらと思うと、素晴らしい名作が生まれそこなった気がして、何か悔しくて仕方ないですね。
今更そんなことを言っても仕方ないのかもしれませんが、『時間封鎖』はそんな風に惜しく感じるところの多いゲームでした。
ストーリーも陵辱ゲームのようでいて、トゥルーEDは成長物っぽくもっていっています。
これはこれで良いかと思いますし、良さそうな雰囲気も漂わせています。
しかし、ちょっとボリュームが足らなかったですね。
和姦シーンを入れても良いとも思いますし、ないにしてもテキストをもう少し増やしても良かったんじゃないかなと。
序盤で無意味に陵辱を繰り返す部分があるのですが、あれは逆に邪魔でもっと削っても良かったと思うわけで、序盤を削って終盤に力を入れていればもっと良くなっていたと思います。
テキストとかを見ていると凄く良いものを持っているのに、どこか力を入れ間違えた感じなんですよね。
特に主人公を殺そうとする麻耶佳なんて、ある意味最強のツンデレでもあり、あそこから幾らでもストーリーが作れちゃいそうですしね。
恋愛ルートみたいにきちんと作っていれば、それだけで大化けしていたのではないでしょうか。
システムはマップ選択式のADVですね。
結構周回プレイをさせられるのですが、シーンスキップがあったのでかなり楽に感じました。
この点は非常に良かったのですが、絵に若干癖があったのでそれとプラマイゼロって感じでしょうか。
<評価>
総じて、とにかく惜しい作品でした。
名作と言い切れるほどの長所もないので良作としておきますが、匙加減次第でいくらでも名作になりえた作品だったと思います。
今回は良作止まりですが、ライターはストーリー性の高い陵辱モノを書きうる数少ない方ですので、その内凄いものを作ってくれるのではないかと、そう感じさせてくれた作品でした。
Last Updated on 2026-08-09 by katan
![時間封鎖[初回限定版]](https://www.suruga-ya.jp/pics/boxart_m/145018814m.jpg)


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