『イメージルーム バナナ倶楽部』は1994年にPC98用として、Xyzから発売されました。
今では珍しくなったイメクラゲーですね。
<概要>
イメクラの特別優待無料サービス券を手にした主人公が、そのイメクラで様々なプレイに興じる作品になります。
ヒロインは3人いて、各ヒロインごとに2つの、異なる方向性のシナリオが用意されていました。
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
最初にイエスノー形式で主人公の診断を行い、次に3人のヒロインの中から一人を選び、その後にプレイ内容を選びます。
例えば「如月繭」を選ぶと、「ニュースキャスター」コースと、「婦人警官」コースのどちらかを選ぶことになります。
他には「赤城理沙」なら「スチュワーデス」と「看護婦」、「立花恵」なら「コスプレ」と「女子学生」がありました。
なお、主人公の設定により一部ヒロインが選べなくなるので、その点だけは注意が必要になります。
まぁ、あまり気にする必要もないのですけどね。
ヒロインとコースを選ぶと本編が始まるのですが、各コース内でもどういうプレイに興じるかで、ストーリーの方向性が変わってきます。
この辺はノベルゲーということなので、クリックで読み進めつつ、たまに出る選択肢を選ぶことで、展開がかわるということですね。
<感想>

昔はテレクラゲーとかイメクラゲーとか、そういう風俗関係を舞台にした作品も、それなりに見かけたものでした。
しかしいつの間にか減っていき、最近の商業ではまず見かけないように思います。
たまに同人で見かける程度ですし、あまり今のユーザーにはうけないってことなのでしょうか。
まぁ処女と純愛が好きなユーザーばかり増えて、しかも声の大きい過激なユーザーだったりするので、メーカーも次第に出しにくくなったんでしょうけどね。
表現の自由?何それって感じで、何とも面倒な世の中になったものです。
本作はイメクラを舞台にした作品ということで、エロエロ一辺倒かというと、必ずしもそうでもありません。
また、画像にあるように、OPが妙にハイテンションなものだから、これってバカゲーかと思ったら、そういうわけでもないのです。
本作はイメクラでシチュに沿ったプレイを楽しみつつ、ヒロインの心の闇を取り除くとハッピーENDだったりします。
そのため、意外とストーリーの方に重点のいった作品でした。
これが特別面白いかと聞かれると、必ずしもそうでもなくて、ごく普通に楽しめたって程度なのですが、このような作品が今は珍しくなってしまったことは確かなのでしょう。
こういう設定ですと、今だと勝手に抜きゲーとか分類されて、抜きゲーのくせにエロ薄いよって叩かれ、いやいやシナリオゲーですよと説明すると、違う方向から非処女出すなボケと叩かれるわけで。
いいじゃん、風俗を舞台にした心温まるストーリーがあったってと思うのだけれど、すぐにレッテル張りされる今の業界では、型にはまらない作品は許してもらえないんですよね。
<評価>
特徴としては、開始時の性格設定による展開の変化が挙げられるのでしょうが、あまり効果的に機能していたとは思えないので、特徴というには少し弱かったのかな。
作風的にも今は珍しくなったかもと思うけれど、当時としては特別変わっているわけでもないですし。
PC98時代のXyzは工夫されたゲームデザインの作品も多かったし、本作も決して普通のノベルゲーではないのだけれど、この時期のXyzの他作品と比べると少しインパクトが弱かったですかね。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2024-10-08 by katan



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