クリスマス・ストーリーズ :くるみ割り人形

2012

『クリスマス・ストーリーズ :くるみ割り人形』は2012年にPC用として、Elephant Gamesから発売されました。

オリジナルは同年発売の『Christmas Stories: The Nutcracker』であり、日本でも人気のシリーズの1作目になります。

<概要>

ゲームジャンルはHOG(アイテム探し)+ADV。
或いはHOG系のADVとなります。
HOG系ということで、国内ではBigfishからの発売になります。

あらすじ・・・
憧れの王宮で催されるクリスマス舞踏会に招待されたキミ。
しかし王宮に到着すると、なんとパーティはすでにお開きに…。
それでもプレゼントがもらえるというので大広間へ行ってみると、プレゼントの中から現われたくるみ割り人形が助けを求めてきた。
彼によれば、王子と王女は愛し合っていたが、王女に一目惚れしたネズミの王が魔法で王子をくるみ割り人形に、王女を陶器の人形に変えて二人を引き離してしまったと言う。
二人がハッピーなクリスマスを迎えることができるかどうかはキミにかかっている!

<感想>

国内でもかなり人気があるかなと思われるシリーズの1作目ですね。
ファンタジーもので、王道とも言える安定した内容でありつつも、くるみ割り人形に対するこだわりが感じられ、そこにクリスマスという特殊な雰囲気の良さを加えているわけですからね。
万人受けする基本路線に、こだわり派も満足する要素が加わっているのだから、そりゃ人気も出るってものですよ。
ストーリー的にも、納得の一本と言えるでしょうね。

ゲームとしては特に目新しいところはないのだけれど、ちょっと同じところの行ったり来たりが多かったかな。
でも、HOG系はワープ機能が充実していますし、本作にもきちんと地図上からのワープ機能がありますので、全く問題はないですけどね。
随所に細かい演出が入ってきますので、常にプレイヤーの意欲が持続されますし、終始楽しくプレイできました。

グラフィックに関しては、好みの問題もあるでしょうけどね。
単一の雰囲気のグラフィックでも構わないという人もいるでしょうが、私は同じ様な画面ばかりだと飽きてしまいます。
カラフルで変化に富んでいる作品の方が、次はどんな場面が待っているのだろうと期待できますし、先に進めたくなるのですよ。
そして本作は、その辺のバランスが何とも絶妙でして。
クリスマスをイメージした全体を通じた一貫性・統一性を有しつつも、カラフルでゴージャスなグラフィックであり、しかも変化にも富んでいるわけでして。
ムービーも多いですから、見ているだけでも楽しくなってきます。
これは本当に良かったです。

<評価>

全体としては、強烈な個性を持った独自性の高い作品というよりは、欠点の少ない完成度の高いという類の作品なのだと思います。
だからこそ、万人受けするとも言えるのです。
それでいてサウンドなど各所でこだわりが感じられるので、一応良作とはしているものの、総合でも名作と言っても良いかもしれませんね。

そもそも私の場合は異質なタイプのHOGを好むのに対し、本作はHOGらしいオーソドックスなタイプですから。
典型的なHOGが好きな人だと、より一層楽しめる類の作品だと思いますね。

ランク:B(良作)

Last Updated on 2024-12-02 by katan

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