『ヒダマリノキオク』は2014年にWIN用として、人生通行止めから発売されました。
いわゆる寝取られものであり、変化していくヒロインの姿が特徴の作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
分岐なしの一本道で、一周目は主人公視点、二周目は主人公+ヒロイン視点を推奨しているものの、忙しい人向けに最初から主人公+ヒロイン視点も選べます。
商品紹介によるコンセプト・・・
元々個人的に寝取られものが好きで、特に処女ヒロインが和姦(寝取り男としては遊び)で寝取られるというシチュエーションが好きなのですが、最近あんまりそういうシチュの作品を見かけないので自分で作ってしまいましたシリーズ第4弾。
幼馴染が他の男の手によって寝取られ、徐々に寝取り男好みに染められていく……
そういう展開が好きな人向けの作品です。
<感想>
些細なことかもしれませんが、最近の寝取られゲーだと、誰々の視点と読む順序を強制される場合が多いです。
もちろん、順番が指定されることにより、シナリオの破壊力が増す場合もあります。
しかし、特に何かしらの仕掛けがないような場合には、あえて固定する必要もないよなと思うことも多々あります。
だったらライターの思惑を押し付けるのではなく、どう楽しむかユーザーに委ねても良いと思うのです。
本作では一応推奨の順番はあるものの、忙しい人向けに最初から選べるようになっており、ユーザーのことを考えている点は好印象です。
ストーリーは上記のコンセプトにもあるように、主人公の幼馴染である処女ヒロインが寝取られ、間男の好みに染め上げられていくというものになります。
特に変わった点もなく、オーソドックスな展開ですね。
先に不満点を書いてしまいますと、間男とヒロインのHは室内ばかりで変化に乏しく、やや単調です。
もう少しシチュのバリエーションがあっても良かったかなと思うし、シチュにこだわりのある人ほど、不満に感じやすいのかなと。
それと、寝取られる男ってのは、何かしら足りない部分があるので、ヘタレな要素を有することは否定できないのでしょう。
ただ、本作の主人公は苛められて引き籠りになっています。
性格面でもヘタレすぎているので、寝取られても仕方ないというか、そもそも普通の女性なら、こいつを選ばないだろうって思ってしまいます。
自分がヒロインだったとしても、間男の方を選ぶよなと思いますし。
主人公への感情移入ができる作品ほど寝取られの威力も増すのであり、感情移入しにくい本作ではネトラレの威力も激減してしまうのです。
むしろ、狡猾な間男の方に個性があるわけで、本作のキャラで物語を構成するのならば、間男とヒロインの視点を中心に、寝取りや浮気ゲーといった方向性でストーリーを組み立てた方が、ずっと良い物が出来上がっていたように思います。
逆に良かった点は、ヒロインの変化でしょうか。
最初は清純派のお姉さまだったヒロインが、間男とHを繰り返すことで墜ちていき、間男色に染まることで茶髪のギャルへと変化し、最後には金髪のビッチ姿へと変わっていきます。
ヒロインの内面的な変化も段階を踏んで丁寧に描いていますが、それに立ち絵の変化もきちんと合わせることで、次第に墜ちていくヒロインをしっかり描けたことは、本作の最大の魅力とも言えるでしょうね。
<評価>
一応佳作としておきますが、難しいラインの作品ですね。
純粋な寝取られとしてであるとか、シチュの多さであるとか、求めるものによっては不満も出てきてしまうのであり、そうなると凡作以下に感じてしまうでしょう。
他方で本作は、1人のヒロインだけを丁寧に描いた作品になります。
作品コンセプトに魅力を感じ、また、変化していくヒロインに興味を抱けるのであれば、楽しめる確率は高くなると思いますね。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2024-10-15 by katan



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