GIRL FRIENDS

1999

『GIRL FRIENDS』は1999年にWIN用として、LIBIDOから発売されました。

伝説の作品、『LIBIDO7』の後継的な作品ですね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

PC98時代のリビドーの代表作といえば、やっぱり『リビドー7』になるのでしょう。
私はシナリオゲーかヌキゲーという風に、どちらかに強引に分けるのは好きではないのですが、世間ではそういう人も一定数はいます。
そしてオカズウェアと名付けられた『リビドー7』は、そのヌキゲージャンルの基礎を築いたといっても必ずしも言い過ぎではないくらいの作品ですからね。

本作には、その作品に出てくるキャラが再登場しており、実質的な後継作になっていました。

<感想>

マニアックな路線でコアなファンが多かったリビドーですが、96年に発売した『放課後恋愛クラブ』により、爽やか恋愛系路線を開拓して成功します。
本作も『放課後恋愛クラブ』のような雰囲気のパッケージなので、恋愛クラブから入ったファンは恋愛モノと思ったかもしれませんが、キャラの名前が『リビドー7』のそれですからね。
古くからのファンだと、まともな作品にならないであろうことは予想できたはず。
そして案の定、『リビドー7』の後を継ぐような、変態路線の作品となっていました。

リビドーの作品全般に言えることでもありますが、CGは本当に綺麗であり、そこは大きな長所と言えるのでしょう。
しかしながら、多少は改善されたとはいえ、システムは悪いし、ストーリーらしきストーリーもないですしね。
一時期は斬新な作品を連発していましたが、この作品にはそれもないですし。
また、ボリュームも少ないことから、どうしても物足りなさの方が先行してしまう作品でした。

<評価>

一時期、リビドーソフトは非常に好きなブランドであり、作品も発売前からチェックして、発売日に即買ったものでした。

もっとも、それだけ好きだったブランドだったはずなのに、いつの間にか興味が薄れていったわけでして。
はて、じゃあいつから興味が薄れていったのかなと、あらためて振り返ってみると、おそらくこの作品からだったように思うのです。

斬新なゲームを次々に発売したブランドでしたが、この頃からアイデアが枯渇してきたのでしょうね。
好きだった頃はプラス要素の方が上回っていただけであり、元々プラス要素とマイナス要素の落差の激しいブランドでしたからね。
プラス要素が減ると、必然的にマイナス要素が目立ってしまうわけで、それで興味が薄れていったと。
まぁ、最後は自分の関心が薄くなっていたのも事実ですが、それでもこのブランドがなくなると聞いたときには、やっぱりショックでしたね。

ランク:D-(凡作)


Last Updated on 2025-01-16 by katan

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