『犠妹 ~背徳の契り~』は2001年にWIN用として、セレンから発売されました。
今作はいつもの調教SLGではなく、SLG+ADVとなっていました。
<感想>
セレンと言えば当初は調教SLG専門のブランドで、本作にもそういう要素はあるのですが、かなり軽めの作りになっています。
どちらかというと、義妹と義母の2人を調教するADV部分がメインで、オマケにSLG的要素が加わった程度と考えるのが、一番無難なように思います。
そういうわけでゲームシステム的にも軽めになりましたが、だからと言ってストーリーが濃くなったということもなく、あらゆる意味でライトな仕上りになった作品でした。
まぁ、ある程度予想はしていましたが、その通りになったって感じですね。
かように内容的には物足りなさも結構あったわけですが、キャラ的には満足できました。
<評価>
キャラは良かったものの、全体的に過去作よりものたりないことから、総合でも凡作とします。
考えてみればセレンは同人時代からのつきあいなわけで、デビュー作の『DEEP』を始めとして、当初は絵には期待できないところだったわけでして。
それがいつの間にか、奥間まさみさんの絵が飛躍的に上達していき、この時期頃には最も好きな原画にまでなっていたんですよね。
『DEEP』の頃にはお世辞にも絵買いなんて言えなかっただけに、それを思えば本当に格段の進化を遂げたものです。
なお、翌年に本作にプラスアルファをした『犠母妹』が発売されていますので、今からプレイするのであれば、そちらを購入した方が良いでしょう。
ランク:D(凡作)

Last Updated on 2025-02-17 by katan
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