『超昂天使エスカレイヤー Beat Angel Escalayer』は、2002年にWIN用として、アリスソフトから発売されました。
アリスの変身ヒロインものになりますね。
<概要>
ゲームジャンルはADV+SLGになります。
SLG部分は簡易的なので、端的に育成ADVと考えた方が良いかもしれませんね。
あらすじ・・・
数日後に夏休みを控えた7月のある日、柳瀬恭平のクラスに一人の女子が転校してくる。
それは幼い日に引っ越した、恭平の幼なじみの少女、高円寺沙由香だった。
再会を喜ぶ恭平だが、沙由香はそっけない返事を返すばかり。あげくの果てに恭平は「ごめんなさい」と言われて拒絶されてしまう。
翌日の下校途中、街角で見かけた沙由香に再びアタックする恭平。
そこに突然、轟音、爆発が巻き起こり、人ではない怪人たちの群れが現れる。
それは、地球征服を企む侵略軍団ダイラストだった。
ダイラストの出現をみとめた沙由香は、一人、路地裏に駆け出す。
後を追いかけた恭平は、オナニーに耽る沙由香の姿を目撃する。
動揺した恭平は物音を立て、沙由香に気づかれてしまう。
その瞬間、沙由香は絶頂の叫びと共にまばゆい光に包まれ、戦士――エスカレイヤーの姿へと変身するのだった!
こうして、恭平と沙由香の、H&戦いの日々が始まった。目指すは打倒ダイラスト!
<感想>
エロ重視のアダルトゲームの傑作である『DARCROWS』。
『DARCROWS』は、私にはかなり刺さった作品でしたし、他にもそういう人はいたでしょう。
当然ながら、その続編か後継的な作品を望んでいた人は、かなりの数いたかと思います。
エスカレイヤーはそんな『DARCROWS』の制作陣が作ったもので、システムの類似性からも、まさに後継的な作品でした。
もっとも、あくまでも後継的な作品であって続編ではありません。
『DARCROWS』はお姫様や王妃様を調教する話でしたが、本作は簡単に言えば変身ヒロイン物です。
正義のヒロインが悪の怪人を懲らしめるというもので、こういう類の作品のお約束のパターンを踏襲していました。
とはいえ、そこはアダルトゲームですからね。
当然単なる変身ヒロイン物ではすみません。
ストーリーの関係上怪人と戦うわけですが、負けると犯られちゃいます。
また変身するためにもHが必要だったため、勝つにも負けるにも結局Hが必要って感じでした。
この手のジャンルのツボは押さえているし、ゲーム内で頻繁にHシーンがありますからね。
エロさという点ではアリスの中でもかなり上位でしょうし、この年の作品内でも屈指の出来だったのではないでしょうか。
はまる人はとことんはまれた作品でもあったかと思います。
個人的にはおにぎりくんの絵が好きということもあって、グラフィック的にはかなり満足できました。
しかし、気の強い女性を調教するという前作のコンセプトが好きな私には、エスカレイヤーはちょっと好みとずれてしまいました。
また、『DARCROWS』の場合、キャラは質の面だけでなく数の面でも満足できました。
しかし、本作はヒロインオンリーな感じで、その点も物足りませんでした。
それから、何気に『DARCROWS』の回想シーンでの声が出るやつが大好きだったので、本作ではそれがなくなって非常に残念でした。
まぁ、そこら辺は出来不出来ではなく単なる好みの問題でもありますが、それを除いてもストーリー面はやや弱かったように思うわけで、特に設定的にも、本当に犯られてしまうというような悲壮感がなく、その部分が非常に残念でもありました。
同様のコンセプトで既に優れたゲームがある点も考慮すると、インパクト的にも足りなかったように思います。
<評価>
遊べる実用系作品として十分楽しむことはできたのですが、もう1つ本作だけというような強烈な印象を与えてくれるものがなかったので、総合では良作にしておきます。
今回は主観的にも好みとずれる部分も多かったのですが、この当時にこの水準のエロさと可愛さを兼ね備えたゲームも、ほとんどないように思うわけでして。
私は変身ヒロインだからといって点数が上がるわけではないのですが、変身ヒロイン好きなら尚更楽しめるでしょうし、属性がなくても単純にエロカワを求めるなら、十分満足できる作品だったのではないでしょうか。
Last Updated on 2025-03-05 by katan
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