『P.S.(ぴ~えす)』は1998年にWIN用として、ウランから発売されました。
当時、露出・羞恥好きには貴重な作品でしたね。
<感想>
主人公は「P.S.サイト」という、異常性癖を持った女性の告白が書かれたHPのマスターです。
そのHPにやってくる女性の性癖を目覚めさせ、最終的に性奴にすることが目的となります。
調教のやり取りは基本的にメールで、そのメール内で選択肢を選んでいくことになるので、ジャンルとしては選択肢の多いノベル系のADVになりますね。
こういうものは、時代的なものが大きいですね。
本作が出た頃はまだインターネットが普及しきってなくて、アングラっぽさが若干残っていた時代だったりします。
そういう状況でネットとメールに着目したあたりは、とても目の付け所が良かったと思います。
このゲームはもう一つ特徴がありまして、それが露出・羞恥属性だったりします。
調教対象の女性は何かしら異常な性癖があり、それは露出マゾとかレイプ願望とか人によって異なるのですが、基本的に屋外でのプレイが多かったです。
そのため、露出・羞恥属性の人にはもってこいの作品だったんですね。
今でこそ露出・羞恥属性のゲームも増えていますが、当時は露出・羞恥に特化したゲームってほとんどなかったですからね。
それだけに貴重な作品でもありました。
そういうわけで個性は抜群でしたし、とても着眼点の良いゲームではあったのでしょう。
絵もわりと好みでしたしね。
ただ、そこはウランのゲームと言いましょうか。。。
内容がイマイチ伴っていなかったわけでして。
<評価>
長所だけなら名作クラスなのでしょうが、中身が若干物足りなかったので、総合では良作ってところでしょうか。
私と同じように露出・羞恥好きなら楽しめるでしょうが、そうでないならプレイするまでもないゲームと言えるでしょう。
そういやオンライン化の話もあったけど、結局どうなったんでしょうね?
別にオンラインには興味はないのだけれど、こういう路線は好きだったので、きっちり作りこんだ作品をプレイしてみたかったものですね。
ランク:B-(良作)

Last Updated on 2024-12-24 by katan
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