『僕に抱かれ喘ぐ妻は、他の男に抱かれた話を紡ぐ』は2018年にWIN用として、ANIM.teamMMから発売されました。
良質な寝取らせ(NTS)ゲーでしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
バツイチの深川賢一は仕事で出会った女性、佳乃と一年の交際の後に再婚する。
でも賢一は、前妻の浮気現場の目撃で、知らずに寝取られ属性が開花していた。
それを自覚するようになると、悩んだ末に賢一はネット掲示板で相談することに。
自分だけではないのだと、スレッドの返答に心が軽くなっていく賢一。
そしてスレッドの流れは、妻をどう他人に抱かせるかの話になっていく。
やがて方法が具体的になり、賢一は本気になっていく。
いよいよ妻に話をする決意をする賢一。
そして話を聞いた妻の反応は――
ここから妻への寝取らせの説得が始まる……
<感想>
似て非なるものを、どれだけの人が理解できているのか・・・
寝取られ(NTR)と寝取り(NTL)と、寝取らせ(NTS)は、一見すると似ているようですが、
全然異なるものです。
NTRとNTLなんかは、そもそもベクトル自体が正反対なのですから、もっと違うものという認識が浸透しても良さそうなものですが、必ずしもそうでもないようでして。
これがNTSとなると、NTRと重なる部分もあるので、より一層混同されがちです。
まぁ、ユーザーが混同して批評している分には、読み飛ばせば良いだけですし、販売店が混同して販売していることについては、知らない人に誤解を与えるという意味では迷惑ですが、少なくとも自分で調べて購入する分には無害といえるでしょう。
そうなると、一番問題なのは、製作している人が混同していることにより、各属性の良さを理解できていない場合になります。
各属性の良さや違いを理解できていないと、良い作品なんて生まれないですからね。
そういう意味では、寝取らせの魅力を理解しきれていない作品が多い中、本作のライターは寝取らせであることをきちんと意識し、寝取らせの魅力をしっかり描けているように感じました。
それだけで、本作は成功といえるのでしょう。
さて、NTRは主人公の知らないところで事が進みますから、主人公が受動的で動かなくても、存在感がなくても、特に違和感はないのでしょう。
しかし、NTSの場合、それではダメなわけでして。
主人公が能動的に妻等を誰かに抱かせるのですから、主人公が動かなかったり、存在感がなかったりすると、どうしても作品に魅力が生まれないのです。
だからある程度主人公をしっかり描く必要があるところ、本作はその点がきちんとできていたんですよね。
それから、本作のヒロインは、夫である主人公のことが好きで、それが一貫しています。
そのため、全体的にも、恋愛ゲーのような、暖かい雰囲気が漂っています。
こういう作品は、NTRだけが好きな変態紳士には、あまり好まれないでしょう。
ハードな展開のズタズタに裏切られるのに興奮する人には、本作は生ぬるく見えるかもしれません。
でも、それは作品の出来不出来とは関係なく、単純に性癖の違いでもあるわけでして。
自分の大事な人が他人に抱かれる姿には興奮するけれど、でもあくまでも主人公とヒロインの間には、
深い愛情と絆があるのが好きな人もいるわけで、そういう人に向いているのは、NTRではなくNTSなのであり、ハードなNTRをプレイするよりも、本作の方が興奮できると思います。
つまり本作は、ディープなNTR好きに向いた作品ではないですが、NTS好きなら楽しめるであろう要素、重視すべきポイントをきちんとおさえた作品なのです。
そのため、NTS好きであれば、まず楽しめる作品といえるのでしょう。
しいて問題点を挙げるとするならば、手堅くポイントはおさえてあるものの、斬新さであるとか、もう一つ突き抜けた部分がなかったことでしょうか。
なお、本作はANIM系の作品ですので、いわゆる抜きゲーと呼ばれる作品の中でも、グラフィックは良くできています。
Hシーンはアニメーションで動きますし、立ち絵もE-moteで動きますしね。
一枚絵だけ少し寂しいかなと思った時期もありましたが、昨年あたりから一枚絵の向上も見られ、アップの画面と引いた画面を上手く使い分け、本作でも更に良くなっております。
<評価>
総合では良作といえるでしょう。
ややインパクトに欠けるところはあるものの、このジャンルが好きな人であれば楽しめる、とても丁寧に作られた良質な作品だと思います。
寝取られじゃないんだ、俺は寝取らせが好きなんだと思っている人は、このジャンルの良い作品自体少ないこともありますから、本作をプレイすることをおすすめします。
ランク:B(良作)
Last Updated on 2024-08-10 by katan




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