美脚性奴会長 亜衣「こ、この変態! 私のタイツになんてことを……!」

2008

『美脚性奴会長 亜衣「こ、この変態! 私のタイツになんてことを……!」』は、2008年にWIN用として、オーバードーズから発売されました。

タイツと脚フェチにはたまらない作品でしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
――魅力的・挑発的な黒タイツ猥褻美脚、それが主人公の欲望を覚醒させる――
吉沢篤志(主人公)は、どこにでもいる普通の学生なのだが、美脚フェチの一面を持っていた。
学生会長の二之宮亜衣の凛とした容姿とむっちりとした華麗な美脚に淡い恋心を頂き、学生会に入ったが、あまりの亜衣の高慢さと手足のように使われたせいで恋心はいつしか亜衣を自分の物にしたいという欲望に変わっていた。
そんなある日、学生会会議室で、事実上、亜衣の私室となっている学生会室の鍵を拾ってしまう。
これはチャンスと、誰も居ないスキに忍び込むとどこぞ豪華ホテルと見間違えるがごとく、ソファーにベッド、大画面テレビなど至れり尽くせりの現状に唖然とするのだった。
慌てて写真を撮りまくっていると、亜衣より絶対的に優位に立てる決定的なネタを発見するのだった。
そして………。
放課後、学生会室で……主人公は会長を迎える。
『学生会室でお待ちしています』
そう書かれたメモの意味を、会長はしっかりと理解していたようだ。
ついに、欲望を実現する時が来たのだった。

<感想>

まず、ゲームデザインについて、本作はベースはノベル系のADVなのですが、調教シーンは調教SLGっぽくなっています。
そのため、ADV+調教SLGと考える人もいるかと思います。
しかし、一見すると調教SLGっぽくあるのですが、本作は数値の変動を楽しむものではなく、調教の進行を見た目で表現したって感じなので、プレイ感覚はADVにおける選択肢の連続とかわりありません。
よって、あくまでもADVが基本であると考えた方が良いでしょう。

こういう類のシステムは、調教系のADVでたまに採用されますが、好みは結構分かれるかと思います。
ゲーム性が増したとして高く評価する人もいれば、作業の繰り返しになってだるいと感じる人もいます。
これはもう人それぞれなので、自分の今までのプレイ経験から合うか合わないかを判断するしかないでしょう。
本作もこの部分は、他のゲームより劣るわけでもありませんが、かといって特に優れているわけでもありません。
したがって、過去の経験による印象がそのまま該当すると思います。
なお、こういうタイプは初めてだよって人は、おそらく新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。

ストーリーの大筋は、生徒会長である高慢なお嬢様を脅迫し、調教していくというものです。
これだけだとよくあるパターンなのですが、よくあるわりにはヒロインの堕ちていく過程がしっかり描かれた作品は、意外なくらいに少ないように思います。
本作も特別ここが秀でているというわけではありませんが、ちゃんと段階を経ていっていますし、不自然な箇所はなかったかと思います。
相対的に見れば、十分優秀な部類に属するのではないでしょうか。
強気なお嬢様の堕ちる過程が好きな人は、結構楽しめるかと思います。

これだけでも十分元は取れますが、本作の一番の特徴は別なところにあります。
それは、タイトルにもあるように脚とタイツですね。
普段の立ち絵でも足に照準を合わせるモードがありますし、Hシーンも脚やタイツ関連のシーンが非常に多いです。
まさに、脚フェチのためのゲームとなっています。

<評価>

総合ではギリギリ良作とします。

脚フェチで高慢なお嬢様の堕ちる過程が好きな人には、おそらくこのゲームは名作と思えるのではないでしょうか。
それだけの内容を伴った作品でしたからね。

ただ、『好き好き大好き』におけるラバーフェチのように、属性のない人まで引きずりこみ新たな属性に目覚めさせるほどの勢いは、残念ながらなかったように思います。
その点が、本作がそれ以上の評価にならなかった理由となります。

オーバードーズは、このタイプの作品を何本か出しますが、その時代のオーバードーズ作品は勢いがあってどれも面白かったですね。

ランク:B-(良作)


taitu

Last Updated on 2024-06-12 by katan

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