『THE ATLAS (ジ・アトラス)』は1991年にPC98用として、アートディンクから発売されました。
大航海時代を題材にし、地図作成の楽しみを教えてくれたSLGでしたね。
<概要>
ゲームジャンルはSLGになります。
大航海時代を舞台にし、船を買って航海を楽しむゲームとして、前年の90年に『大航海時代』が発売されました。
高い自由度もさることながら、大航海時代という設定そのものに男のロマンを感じたものです。
『大航海時代』は名作だったし、その時代に生きる人の人生を擬似的に体験出来た気分にもなれましたが、1点だけ不満な点がありました。
それはプレイヤーが、既に世界地図を知っているということです。
そしてその不満点を解消してくれたのが、このゲームだったのです。
<感想>
冒険の醍醐味は、何があるか分からないという未知の世界を体験することにあると思います。
大航海時代の人だって、海の先に何があるか分からないからこそ、命がけでもあったはずです。
何があるかが分かっていても危険はありますが、それでも怖さは半減してしまいますよね。
『大航海時代』では、その点が満足できなかったわけでして。
本作も、大航海時代を舞台にしています。
目的は世界地図を完成させることで、報告された内容を信じるか否かで世界地図が変わってくるのです。
これなら、私が上に挙げた不満は該当しませんよね。
どうなるか先が分からないから、既に知っているという余裕なんてなくなってしまいますからね。
ちょっとした発想の転換ですが、よく作ったなぁ~って素直に感心したものです。
このシステムには、他にも利点があります。
毎回プレイするごとに世界地図が変わるので、時には本物そっくりに再現することを目指したり、時には奇妙奇天烈な世界地図の完成を目指したり。
何度やっても飽きないんですよね。
加えて、伝説のイヴラークの骨であるとか、飽きさせないイベント作りも豊富でしたしね。
とても良く出来た作品でしたよ。
<評価>
総合でも名作と呼べるでしょう。
なお、以後続く続編も良作だらけです。
そのため、基本的には新しいのをプレイすれば良いと思いますが、そうなると今度は、『大航海時代』シリーズとどっちをプレイすれば良いのかと悩む人も出てくるかと思います。
どっちのシリーズも素晴らしい内容なのですが、『大航海時代』シリーズは自ら冒険するという直接的なのに対し、『ジ・アトラス』シリーズは冒険をさせてその報告を判断するという間接的な表現となっています。
どちらを楽しめるかは、おそらく上記のどちらが好みかで分かれるかと思いますね。
ランク:AA-(名作)

Last Updated on 2024-07-12 by katan


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