『実名実況競馬ドリームクラシック2001 スプリング』は、2001年にPS2用としてバンダイから発売されました。
ジャンルは、言うまでもなく競走馬調教SLGです。
<感想>
競馬SLGっていうのはすっかり定着していて、競馬をしない人でも好きな人は多いかと思います。
もっとも、ゲームは各社から出されているのですが、実質的には元祖たる『ダビスタ』の1人勝ちみたいな気もするわけでして。
私自身も、ダビスタでほとんど満足しちゃった感がありますし。
これで十分ゲームとしての魅力は表現できているよなって。
これ以上を求めるとするならば、それはゲーム性ではなく演出的な方面かなと思うわけです。
本物の競走馬が走っているかのようなリアルなグラフィックとか、騎手や競走馬が実名で走っているとか、競馬独特のあの実況も出来れば欲しいですね。
TVで競馬を見ながら、ついついそんなことも考えるのです。
そんな願望をかなり満たしてくれたのが本作でした。
ハードがPS2になって、それまでより大幅にグラフィックが向上、とてもリアルなグラフィックになりました。
また、騎手や競走馬も実名で登録されています。
そこに現役アナウンサーによる実況まで加わっているのです。
これまでの競馬ゲームは、もっぱら育成とその結果だけが楽しみでした。
自分の配合と調教の結果、それでレースに勝てるのか。
レース結果だけが楽しみで、レース風景には興味が持てなかったのです。
なので、ダビスタでもほとんどレースは飛ばしてましたしね。
でも、本作は別です。
ここまで進化するとレース風景を見るだけでも楽しくて、ほぼ全てのレースを見てたものです。
PS2初期の作品ではありましたが、PS2って凄いよな~って感じさせてくれた、作品でしたね。
というわけで、グラフィック等の演出面が優れていた点が、この作品における大きな特徴と言えるのでしょう。
もっとも、本作が優れていたのは見た目だけではありません。
このジャンルの一番の要でもある、配合システム。
ここがまた非常に素晴らしかったのです。
具体的にはコドンと呼ばれる遺伝子みたいな要素が細かくあって、これのかけ合わせによって能力が決まっていくのです。
理に適っているだけでなく、非常に奥深い。
配合に関するシステムは各社いろいろ考えていますが、初めてダビスタを超えたと言っても過言でないシステムが、ここで構築されたのではないでしょうか。
それぐらい秀逸なシステムでしたね。
このジャンルが好きな人は、1度はやってみるべきじゃないかなと思います。
ただ、全ての面で非常に良く出来た作品だとは思いますが、若干詰め込みすぎた印象が強かったですかね。
初心者には解りにくく、若干難しかったのではないでしょうか。
私もダビスタはかなりやり込んだのですが、本作のシステムを熟知するまでには至りませんでした。
良いゲームではあるけれど、競馬に詳しい玄人向けってところでしょうかね。
<評価>
本作は、長所だけでいえば、十分に名作級の作品ですし、実際、私も名作と考えていました。
ただ、いろいろ凝りすぎていて、面白さが直感的に分かりにくいということから、その点を考慮して、総合では良作としておきます。
最後に、今回私はドリクラ2001のスプリングを紹介しました。
このシリーズは同じ年にオータムと翌年に2002が発売されています。
発売感覚が近くて似たような内容ですからね、本作をプレイしちゃうとその後のはあえて買う必要も感じないし、そういうこともあって本作を高く評価しました。
だけど品質的にはどれも良いので、今やって楽しめるかって観点からは新しいので良いかと思いますね。
そこら辺は個々人のお好みでってところでしょうか。
ランク:B(良作)
Last Updated on 2025-03-18 by katan



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