『サウザンドランド -Thousand Land-』は2003年にXBOX用として、フロムソフトウェアから発売されました。
新時代の箱庭&ストラテジーであり、中毒性の高い作品でしたね。
<感想>
サウザンドランドはとてもユニークなゲームでした。
まずは150種を超える多くのパーツを組み合わせて、自分だけの庭作りをします。
次に「APO」と呼ばれるチビユニットを配置して、作成した庭を成長させていきます。
ここら辺までだと、ガーデニング系の箱庭SLGとなるのでしょう。
しかし、本作は、その先もあったわけで、庭ができあがったら隣人の庭と戦わせて、世界一の庭を目指していくのです。
マップの組み合わせ方は億単位になりますし、それが戦術の幅にもなるわけで、今までにない非常にユニークなゲームデザインでありながら、同時に練られた奥の深いゲームにもなっていたのです。
他方で、グラフィックも良かったですね。
SLGはそれ程グラフィックの占める割合は大きくないかもしれませんが、あまりに貧相なグラフィックだと、これ古いハードでもできるじゃんって思ってしまいます。
本作は、グラフィックも良かったので、これこそ新しい時代のSLGだよなって素直に感じられたのです。
さらに付け加えるなら、ガーデニング系のゲームですからね、作った庭が綺麗に出来上がった方が嬉しいわけで、SLGの中でもグラフィック面は大事な方のジャンルだと思うのですよ。
そこにきっちり対応してくれたわけですから、当然嬉しくなってくるんですよね。
まぁ、パッと見では何をしたら良いのか分からないですし、最初は馴染むまでに時間もかかりますけどね。
それと本作は対戦向きなわけで、1人プレイでは楽しさも限界が生じてしまいます。
そのために1人プレイ前提の評価では、点数の伸びにも限りはでてきてしまうのでしょう。
でも、はまりだしたら止まらないって類のゲームだったわけで、せっかく高性能なのに面白いゲームが少なかったXBOXの中にあって、これは面白いこのためにハードを買えると思わせてくれたという意味でも、非常に価値のある優れた作品でした。
ランク:A-(名作)

Last Updated on 2025-06-01 by katan
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