『妖獣戦記 -A.D.2048-』は1993年にPC98用として、D.O.から発売されました。
全3作の妖獣戦記シリーズの第1弾であり、全てはこの作品から始まるのです。
<感想>
ジャンルは近未来を舞台にした、いわゆるシミュレーションRPGになります。
この当時は漫画とかでは、このような近未来を舞台にした作品を少なからず見かけたと思いますが、S・RPGではあまりなかったタイプかもしれませんね。
94年になるとアダルトゲーム内のSFモノも増えてくるのですが、まだこの頃はそれ程でもなかったように思います。
また、本作の制作はD.O.です。
私は98時代のD.O.=触手のイメージが強いのですが、本作でも触手による陵辱が出てきます。
近未来に触手のアダルトS・RPGとなると中々ないもので、新鮮な感じでプレイできました。
まぁ、その激しさ故に、どうしても人を選んでしまうのですけどね。
<評価>
とはいえ、本作単独では結構不完全なんですよね。
続編の『続妖獣戦記』と合わせて1本の作品みたいな感じでしたから。
SRPGとしても単純なものでしたし、本作を単独で考えてしまうと、どうしても低めの評価にならざるを得ません。
ただ、じゃあやる必要はないのかと言うと、それがそう簡単に割り切れるものでもないわけでして。
直接の続編である『続妖獣戦記』をプレイし終えた頃には名作と思えるし、『妖獣戦記2』なんかは私はかなり高く評価しています。
そして、全ての伏線を回収してそれら続編を存分に堪能するには、どうしても本作のプレイが必要になってくるんですね。
そういうわけですので、続く2作品を楽しむために本作をやってくださいという意味も込めて、触手好きではないものの、一応良作と判断しておきたいと思います。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-09-12 by katan
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