『ヤブヌマ2』は2012年にWIN用として、N.R.D.WORKSから発売されました。
化ける可能性を秘めた寝取られ(NTR)&寝取らせ(NTS)ゲーでした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
選択肢でセーブしておけば、攻略は非常に容易でしょう。
本作は『ヤブヌマ』の続編であり、直接の続き物になります。
当然前作からプレイした方が感情移入も増すのですが、本作冒頭で前作のあらすじもフォローされますし、今作は音声があるのに対して前作には音声がないことも踏まえると、今作からのプレイも十分ありだと思います。
商品紹介
「主人公浅岡智と妻咲美は結婚五年目、ごく普通の夫婦だった。
智はある夜、偶然妻のパート先の上司、藪沼幹夫と出会う。
その日から智は歪んだ妄想を抱くようになった。『藪沼に咲美を抱かせてみたい…』
あらゆる可能性を探り咲美と藪沼を結ばせようとするが、勘の鋭い咲美はこれに気づき、激怒して家を出て行く。(前作あらすじ抜粋)
「ヤブヌマ」から二年半ぶりの続編。
はたして咲美は、あの大っ嫌いだったヤブヌマに心まで堕ちるのか。
シナリオ前作の三倍超!
ヒロインボイス有。イベントCG19枚+差分23枚。立ち絵差分合わせ100枚超。」
<感想>
先に一番のマイナス面を書いてしまいますと、絵が下手です。
キャラデザ自体は、上手くもないかもしれないけれど、これが妙にそそられるといいますか、個人的にはかなり好みの絵柄でもあったんですけどね。
同人誌の方も好きですし。
だから、立ち絵は満足できるのです。
問題はイベントCGであり、デッサンが崩れまくっています。
エロゲで全く絵を気にしない人がどれだけいるのか分かりませんが、絵を全く気にしない人ならば問題はないのでしょう。
しかし私はキャラに全く依存しない作品以外はキャラ絵も重視しますし、本作のデッサンの崩れは許容範囲を超えているとように見えてしまいます。
ストーリーそのものは、普通の寝取らせ&寝取られものになります。
ヒロインの旦那が妻を藪沼に寝取らせようとしているので、純粋な寝取られものよりはNTRとしてのインパクトは劣ります。
他方で、寝取らせとしての魅力も終盤まではありません。
しかし、それらの劣る部分を補って余りあるのが、ヒロインである妻の心理描写と心の移り変わりなのでしょう。
ヒロインの心情を重視し感情移入する人ほど楽しめる作品なので、その類が好きな人には迷うことなくオススメできます。
<評価>
デッサンがデッサンなので、客観的にと考えるとあまり高得点はつけにくいのですが、なぜかこのサークルの作品って、妙な中毒性があるわけでして。
同人誌の方もかなり売れているみたいですし、私と同じような印象を受けた人がかなり多いのではないでしょうか。
その点も加味し、総合では良作とします。
この作品で個人的にグッと引き込まれたのが、藪沼からの脅迫が終わった後に、咲美自らが藪沼を求めた所でした。
その、いわゆる完オチしたとも言える最初の関係を持った時点から、1年経ったとしてエピローグが始まります。
その飛ばした1年が見たかったのですよ。
野球でホームランを60本打つ一番の条件は、最低でもまず60回は打席に立つことです。
ライターの実力は十分なのですが、それをこちらに見せつけてくれないと、せっかくの魅力が伝わってきません。
ラストで描かれた光景、貞淑だった妻が色気のある服を好んで着るようになり、浮気相手の男性との旅行にウキウキして準備する。
それを見て寝取らせた旦那は、からかいながらも楽しむようけしかける。
寝取らせ&寝取られとしての、ある種の理想形ではないですか。
その素晴らしい境地に至るまでに一体何があったのか。
本作で最も新鮮さを感じたのも魅力を感じたのも、その部分でしたし、何よりそこを書いて欲しかったのですよ。
そしてライターに描ききる力もあったはずです。
作品としてはギリギリ良作としておきますが、この飛ばされた1年を描いていれば名作だったでしょう。
フルプライスでも構わないから、しっかり描いていれば、NTRゲー歴代最高得点になったと思います。
化ける可能性も大いにあっただけに、非常に勿体ない作品でした。
このままでは勿体なさすぎるので、今後は存分に力を発揮できる環境でゲームを作ってもらいたいですね。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-11-29 by katan



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