『ウーマンコミュニケーション』は2023年にWIN用として、げーむくりえいたーねこから発売されました。
小学生男子の発想をそのままゲームにしたような作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
商品紹介・・・
我々はいつどのような時でも、会話の中で「うっかりセンシティブワード」ができあがってしまう事象から逃れることはできません。
たとえば「カフェラテをカチンコチンに凍らせた」という会話の中には、うっかりワードがなんと2つも存在します。
このゲームは、そんな偶然にできた「うっかりセンシティブワード」を見つけてゲームを進める、おそらく、世界初のADVゲームです。
収録されているセンシティブワードは、なんと100種類以上。
プレイヤーのセンシティブIQが問われる、バラエティ豊かなステージが多数用意されています。
<感想>
昔の小学生男子は、「ヤッターマン」と「コーヒー」と「ライター」をつなげて読むだけで興奮していたものであり、そういう童心を忘れないままゲームを作ってしまったような作品が本作になります。
ゲームの基本はノベルゲームになります。
会話がテキストとして表示されるところ、その何気ない会話の中には、実はあれな単語が混ざっているわけでして。
あっ、これだと見つけたら、そこをクリックします。
そうすると点数等が入ってきます。
対象となる単語は100種以上あるそうで、最初は誰でも分かる単語ばかりですが、段々とマニアックな単語も出てきますので、そっち方面の知識も要求されます。
また、テキストは一定時間が経過すると勝手に進みますし、素早く動くものもあります。
そのため、ゆっくりと考えている暇はなく、ちょっとしたアクションゲーム感覚になります。
つまり本作は、限られた時間の中で、己の持つ性知識をフル回転させる作品なのです。
小学生男子が喜びそうな、良い意味で頭の悪そうな発想は、見ているだけで清々しく思えてきます。
一見するとバカゲーだし、実際バカゲーでもあるのでしょうが、それでいてストーリーもしっかりまとまっていますので、作品としても十分面白かったです。
独自性が抜群なのは間違いないのですが、引っかかる部分があるとすれば、それはやはりシステム周りなのでしょう。
本作は同人ゲーであり、steamでも購入はできますが、悪い意味でこの手の作品っぽいというか、とにかくシステム周りが弱かったわけでして。
ここはもう少し何とかしてほしかったです。
<評価>
総合では佳作とします。
長所は良作相当の作品だと思いますし、オリジナリティだけであれば、名作相当の作品とも言えるかもしれません。
しかし、システム周りの弱さからストレスも感じてしまいましたので、その分をマイナスしたということですね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2025-03-14 by katan
コメント