『ウィル ザ・デス・トラップ2(WILL THE DEATH TRAP2)』は1985年にPC各機種用として、スクウェアから発売されました。
サブタイトルにはザ・デス・トラップ2とあるのですが、直接には関係なかったですね。
前作をプレイしていなくても何ら問題ないでしょう。
<感想>
ゲームジャンルはコマンド入力式ADVになります。
ストーリーはSFモノになるのですが、ストーリー云々っていうより、とにかくグラフィックを堪能するって類のゲームでした。
本作は、とにかくグラフィックが凄かったわけで、OPでのアイシャの瞬きであるとか、アニメーション処理で話題になった作品でした。
この当時のADVの進化の歴史は、半ばゲームグラフィックの進化の歴史と同義でもあったわけで、つまりWILLは最先端を行っていたわけですね。
もっとも、かようなグラフィックの進化とは反対に、ゲーム内容自体は前作の『デストラップ』よりも薄くなったように思いました。
私はグラフィックのプラス分が他のマイナス分を上回ったと考えますが、初代『デストラップ』の硬派な内容が好きだった人には、この作品は不評だったかもしれません。
続編と言いつつ雰囲気が変わってしまう可能性があるスクウェアの特性は、このころから出ていたってことでしょうか。
<評価>
総合では、プラス分の方が上回っているので、名作とします。
もっとも、同じようにグラフィックが凄かったと褒めるエニックスのADVよりは、かなり低めになったりしています。
というのも、エニックスのADVもグラフィック的な進化が凄かったのですが、決してそれだけではなく中身も伴っていたわけで、どうしても当時のスクウェア作品は1ランク劣って見えてしまいました。
そういうわけで際立った特徴があることから名作だとは思いますが、同時期の似たようなエニックス作品より低めって感じなんですよね。
思うに、演出面は最高だけど中身は大味ということで、今に通じるスクウェアの傾向はこの辺が原点なのかもしれませんね。
ランク:A-(名作)

Last Updated on 2026-02-25 by katan


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