やりたい放題

1988

『やりたい放題』は1988年にPC88用として、全流通から発売されました。

後に3作目まで続く、シリーズの第1弾になります。
辛口になるわりには、結構好きなシリーズでしたね。

<感想>

内容的にはいたって単純なナンパ物ですね。
女の子に声をかけて、Hできれば成功というわけです。
だからこその「やりたい放題」なのかもしれませんが、現実には中々そう上手くはいかないものでして・・・

まず、本作のゲームジャンルはノベル系ADVになります。
画面に4択が表示されて、その選択肢を選ぶことで次の場面に進行します。
今では当り前すぎるノベルゲームの構造ですが、当時はかなり珍しかったと思います。

そういう意味での新鮮さはあったのですが、如何せん難易度が高かったです。
最後にHできるか否かは、そこまで選んできた選択肢があっているかで判断されます。
つまり、選択肢の成否が後から分かるのです。
失敗すればやりなおしなわけで、これは堪えましたね。

たまに、コマンド選択式のADVに対し、総当りと言い出す人がいます。
しかし、両者は同義ではありません。
総当りしなければ解けない駄目なのもあれば、そうでない優れたゲームもあるわけです。
それらの峻別もできないくせに、一括りに総当りと表記されることは、私は納得できません。

総当りの時代からノベルゲームの時代へなんてのは誤りでしかなく、ノベルゲームだって酷いのは総当りせざるをえません。
本作がまさにそうであり、本作はそのことを教えてくれた、反面教師的な作品でした。

さて、こう書くと、何だかとても酷いゲームに見えてしまうかもしれません。
しかし、実は必ずしもそうでもなかったりします。
今なら選択肢総当りのノベルゲーは苦痛でしかないですが、当時はノベルゲー自体が珍しかったですし、コマンド選択の繰り返しという行動からは開放されているわけです。
だからそれなりの新鮮さを感じつつ、攻略してやろうって気になれたわけですね。
まぁ、当時は難しいADVを攻略することが良しとされた時代なので、根性が据わっていたのもあったでしょうけどね。

<評価>

総合としては、駄作とは言わないですが、キャラの数や可愛さとか他の面もそれほどでもなかったですしね、やっぱり凡作となってしまいますね。
全流通はこの年には大当たりも出しますが、それでもこのようなハズレが紛れ込む辺り、さすがの全流通クオリティといったところでしょうか。

ランク:D(凡作)


Last Updated on 2025-09-01 by katan

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