『とびっきりRUIN』は2000年にWIN用として、エスクードから発売されました。
ポイント&クリック式の遺跡探検+発掘ADVになります。
<感想>
エスクードに言わせると、本作は遺跡探掘アドベンチャーだそうで、探掘とは遺跡探検と遺跡発掘を併せた言葉みたいですね。
物語の内容的にも遺跡探検&発掘の目的に、恋愛要素が組み合わさった形になります。
さて、遺跡探検アドベンチャーということで、プレイヤーはパートナーを選んでダンジョンに潜ります。
ダンジョン内であちこち調べて情報を得たりアイテムを探しながら進み、時には謎解きをしながら指定の条件をクリアする事が、本作における基本的な流れになります。
つまりゲームジャンルとしては、ポイント&クリック式(P&C)式のADVとなるわけですね。
P&C式のADVは多くはないながらも国産のも幾つかあるわけですが、大抵は主人公の姿が映らないタイプです。
本作はRPGのダンジョン内での移動のように直接主人公を動かすタイプで、国産ADVとしては比較的珍しい方かもしれません。
そういう意味では海外のP&C式に似たタイプと言えるでしょう。
また本作は、右クリックでリングコマンドが出現し、そこから更に具体的なコマンドを選択します。
ここら辺の基本システムの構成もルーカスアーツ系のP&C式に似通っており、ますます海外のADVっぽい構成になっていますね。
そういう意味では珍しいのですが、先に悪い点から触れますと、裏を返すと海外のよくあるADVの簡易劣化版としか見えないわけです。
海外のADVにない要素は可愛いキャラとHシーンなわけですが、ストーリーやキャラや実用性はハッキリ言って大したことがないですし、決してプラスアルファとはなりえないと思います。
そうなると本作をやる必要がないじゃんって思えそうなのですが、確かに海外のADVをバリバリやってる人だと、あえて手を出す必要がないかもしれません。
しかし、あちらのゲームはほとんど移植されていないですからね。
やっぱり日本語で遊びたい、日本語のゲームから探そうとなると、本作のようなゲームはほとんどないのですよ。
そういう意味では非常に貴重なゲームだとも言えます。
それと、P&C式のゲームは数あれど、その全てがストーリーとマッチしているわけではありません。
私はP&C式のADVは大好きですが、恋愛物には不要だと思いますしね。
その点、本作は遺跡の探検を目的としています。
そういう設定ならば、あちこち調べたりアイテムを獲たりって流れも、非常に自然だといえるでしょう。
つまり基本システムとストーリー上の設定が、非常にマッチしているわけで、この点は非常に好印象でした。
また、恋愛要素もあるということで何週もゲームをやる必要が出てきます。
それに対応すべく誰とパートナーになるかでダンジョンも変わったりして、本作ならではの配慮も一応はなされていました。
あとはどこを重視するかですね。
海外ではよくあるタイプのゲームでもっと優れているのも多い点、及び本作のストーリーの薄さや細かなシステム周りの不備を重視すれば、本作に対する評価は低いものとなるでしょう。
逆に日本語で安心して遊べる貴重なゲームである点や、システムとシナリオのマッチの点、それに背景が綺麗で先を探索したいという気にさせてくれる点を重視すれば、それなりに高い評価も考えられると思います。
<評価>
個人的には名作とまでは思えないものの、後者の点も評価しまして良作としておきたいと思います。
あとは時代背景ですね。
2000年は同じような形式のノベルゲーばっかだったので、こういうゲームは単純に楽しかったのですよ。
ノベルゲーにしか興味のない人には楽しめないけれど、ちょっとはゲームとして遊びたいよという人なら、結構楽しめるのではないでしょうか。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2025-01-19 by katan




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