『アリスたちの午後 Vol.1』は1989年にPC88用として、システムハウスOH!から発売されました。
この設定でRPGで出すというところが、このブランドらしかったですね。
<概要>
ゲームジャンル:RPG
日本国内の一部上場企業ばかりを集めたリクルートEXPOが開催され、主人公は写真週刊誌の記者として、各パビリオンにいるコンパニオンの制服を撮影するのが目的となります。
もっとも、そこはアダルトゲーム。
単に制服を撮影するのではなく、脱いだ姿の撮影も目的とするわけですね。
<感想>
で、何が凄いかというと、この設定でRPGにしちゃったのですよ。
主人公にはレベルもお金も経験値もあって、敵はコンパニオンとなります。
戦闘は即ちコンパニオンを口説くことになるわけで、上手くいけばその気にさせて脱がせることができます。
このゲームはvol.2もあるのですが、2本あわせたパビリオンの数は100。
ボリューム的にも結構ありましたね。
また、原画はロリコン漫画で有名な内山亜紀さんなので、ファンなら尚楽しめたのでしょう。
まぁ、独創性は抜群でしょうね。
一部音声もありましたし。
当時のゲーム機のRPGではありえない発想でしょうし、こういう発想自体は好きです。
ただ、RPGとしての作りこみは甘かったですし、なんかモッサリして操作性も良くなかったです。
それとファンには悪いのですが、絵もそれほど良いとは思えませんでした。
そもそも、ロリコン漫画の専門の人にOLの絵を描かせるとはこれ如何に?
一体何を考えてるのかと思ってしまいます。
<評価>
総合的には、佳作ってところでしょうか。
着眼点だけは良かったことから、その点は印象深いのですが、良くも悪くもそれだけってゲームでもありましたね。
Last Updated on 2025-05-08 by katan
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