The Witness

2016

『The Witness』は2016年にWIN用として、Thekla Inc.から発売されました。

一筆書きだけで、ここまでできるのかという、良く練られたパズルゲームでしたね。

<概要>

ゲームジャンルはMYST系ADVになります。
オープンワールド系の作品でもあり、広いマップの中に、あちこちにパズルがあり、探索しながらパズルを解いていくという流れになります。

パズルは、種類としては1種類であり、全て一筆書きと、その亜種になります。
パズルの数は、私自身が正確に数えたことはないのですが、何でも全部で600以上あるとのことです。

<感想>

まず目に入ってくるのは、何といってもグラフィックですよね。
近年の洋ゲーはリアル志向の作品が多いですし、オープンワールド系にもそういう作品が多いです。
そのため、本作のようなタイプは異質であり、良くも悪くも目立っています。

まぁ、90年代とかの、3D技術が十分に発達していないけど、その中で3Dで作ってみた系の、当時の作品のグラフィックと似ているんでね。
私は初めて本作の映像を見た時、なんか古臭い作品だなと思ってしまいました。
ただ、今の技術であえてこういう表現をしているわけであり、これはこれで一つの特徴であり、味ともいえるのでしょう。

本作には、様々なタイプの一筆書きパズルが用意されています。
最初は誰でも即座に解けるようなものですが、次第に難しくなり、とても難しいものもあります。
また、法則性は分かるけれど単純に難しいのもあれば、そもそもどうすれば解いたことになるのかが分からないという、法則性が分からないようなものも出てきます。
パズルはパネル上に、いかにもパズルという感じで用意されているのもあれば、自分の歩くフィールドそのものが、一つのパズルになっているものもあります。

また、プレイをしていると、次のパズルはどこかなと探したり、このパズル難しいから後回しにして、もう少し易しいパズルないかなと探したりすることがあります。
その探索自体が一つのパズルとも言えますし、こういう行為は『MYST』や、『RIVEN』にも通じるものがあるといえるのでしょう。

易しいパズルから難しいパズルまで、そしてそれらが繋がりあった形で世界中に散りばめられ、制作者の作品への気持ちが良く伝わってくる作品でした。

<評価>

この作品、正直なところ、好みは分かれると思います。
パズルが解きたいだけの人は、パズルを解くために、何でうろうろ動かなければならないのかと思うだろうし、オープンワールドを楽しみたいだけの人は、探索するために幾つもパズルを解かなければならず、自由に動けないことにストレスを覚えるかもしれませんし、グラフィックも主流とずれていますからね。
私自身も、主観的には、特に好きという作品でもないです。

しかし、本当に久しぶりに、ゲームデザインレベルで制作者の執念というか、作品への思い入れを感じることができた作品でした。
こういう作品は、なかなか出会えるものではありません。
その点は、最大限に評価したいと思いますので、総合でも文句なしに名作といえるでしょう。

良質なオープンワールドパズルを楽しみたいのであれば、ぜひともプレイしてもらいたい作品ですね。

ランク:A(名作)

Last Updated on 2024-09-08 by katan

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