ストロングホールド

2002

『ストロングホールド』は2002年にWIN用として発売されました。

アメリカFirefly Studios社の『STRONGHOLD』の、日本語移植版になります。

<感想>

同じような名前の作品がPC98でありましたが、今回はWIN用の方の作品になります。

この『ストロングホールド』にはRTSとしてのモードと、ミニスケープとしてのモードの2つがあり、1つで2度美味しいという構造になっています。
RTSが流行っていた時期でもありますので、たぶん多くの人はRTS方面で期待したのかなと思いますが、個人的にはRTSは守備範囲外ってことで、仮に名作であっても手を出さなかったと思います。
でもミニスケープ的にも楽しめるという話を聞いて、それならと思った次第ですね。

『ストロングホールド』は中世ヨーロッパが舞台となり、そこで城塞都市を建築します。
RTSということで戦争がありますし、ミニスケープモードでも侵入者とかがいますので、いずれにしろ城砦をしっかりと作り戦力を配備する必要があります。
この作品の特徴はここにあり、戦力強化で城砦を強固にすることが、そのまま街の発展につながるのです。

私はその一体となった発想にとても惹かれたのですが、実は以前にも似た作品がありました。
それが『ブリッツシュトラーセ』という作品で、アートディンクから確か96年頃に発売されたはずです。
こんな発想があるのかと非常に期待したのですが、アートディンクの悪い側面も出てしまっていて、発想は良いのに淡白すぎて物足りなかったのです。
それで残念に思っていたものですが、ようやく同系統で中身も伴った作品がでてきた感じでした。

ミニスケープ的側面でも十分名作だと思いますが、RTSの方も楽しめれば更に楽しめるでしょうね。
だから片側しか見ていない私の評価は低めであり、傑作と考える人が多数いても不思議でない作品ではないでしょうか。

ランク:A-(名作)

Last Updated on 2025-03-26 by katan

コメント

タイトルとURLをコピーしました