『色欲の小毬荘 ~千星編~』は2016年にWIN用として、VENUSから発売されました。
前年に発売された、『色欲の小毬荘 ~人妻・明菜編~』の続編になります。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
みんなが家族のように暮らせる家をモットーに格安で部屋を提供してくれる下宿場・小毬荘。
現在の住人は、男子学生の守と勇斗。
守たちの後輩である千星。
家賃の安さに惹かれて来たおっさんの土久。
そして大家である老婆・サダ子。
人妻である明菜との禁断の恋に敗れ、絶望に陥った守。
そんな守に手を差し伸べたのは、千星だった。
守を一途に想い続けた千星。
そんな千星に、不穏な影が忍び寄っていた…………。
<感想>
まず、「千星編」とあることから、ルートごとに切り売りした作品と勘違いしそうになるのですが、本作は前年に発売された『色欲の小毬荘~人妻・明菜編~』の続編であり、前作のプレイを前提としています。
したがって、前作未プレイの人は、そちらから先にプレイしてください。
本作は、分割作品の中の1本ではあるものの、価格からした客観的な分量は時間・CG枚数共に十分にありますし、テキストも丁寧に書かれていますので、NTR好きであれば、大抵の人は満足できるような内容だと思います。
また、前作のヒロインが人妻であったのに対し、今作で寝取られるヒロインは女子高生であることから、平均的なエロゲユーザーには今作の方がとっつきやすいのでしょうし、万人受けしやすいと思います。
そういう意味では今作は鉄板の作品とも言えますし、安心して楽しめるのでしょう。
ただ、ストーリー展開に特にかわった点があるわけでもないですし、ヒロインの属性やシチュに特筆すべき点があるわけでもないので、良くも悪くも普通によくある寝取られものを、丁寧に描いただけの作品ということになるのでしょう。
だから完成度の高さを求める人には満足されやすい一方で、新しく何か得るものがあるのかという観点で考える人だと、満足度は伸びにくい作品なのだと思います。
で、私は後者になると。
そして、このブランドの最大の魅力は、演出というか、絵の使い方の上手さにあります。
その辺は、同サークルの過去作の記事を読んでもらえれば分かるし、他のサークルにはない明確な長所があったことから、個人的にはこのサークルの作品は好きな物が多かったのです。
しかし、そのグラフィックに関してなのですが、今まで少しずつ進化してきたこともあって、毎回何かしら得るものがあったのですが、今作はその進化を感じ取ることができませんでした。
演出等を全体的に考えてみても、ごく普通の他のエロゲとあまりかわらなくなった印象です。
その性もあってか、イベントなんかの大事なシーンでも、過去作ほどのインパクトを感じ取ることができませんでした。
<評価>
結局のところ、何を求めているのかでも、印象が大きく変わりうる作品なのでしょう。
今作は十分な分量で丁寧に描き、題材的にもマニアックでないことから、多くのNTR好きが楽しめる内容になっています。
他方、このサークルらしさというものは薄れてしまい、個人的には、ごく普通のNTRゲーになってしまったなという印象ですし、今までのように新しく発見できるような新鮮さもありませんでした。
そのため、過去作よりも満足度は大きく減っています。
まぁ前作プレイして続きが気になる人ならば、プレイして損することはないと思いますけどね。
実際、楽しめたのも確かなのですが、このサークルに対する関心・次回作への期待は、かなり減ってしまった感じですね。
ランク:D(凡作)
Last Updated on 2024-09-01 by katan



コメント