『三国志2』は1989年にPC88用として、光栄から発売されました。
文字通り、シリーズ第2弾となる作品でした。
<感想>
前作である初代は名作でした。
同じ路線の単なる続編なら全く評価はしないところなのですが、今作は大幅に進化してきましたね。
全ての面でスケールアップして戻ってきました。
新要素としては、新君主の登場がありましたっけ。
前作には全くなかった要素が加わることで、プレイ意欲がさらに沸いたものです。
既存の要素をグレードアップしつつ新要素も加えてきたということで、本作もまた十分に良作以上と言えるでしょうね。
ただ、まだ荒削りな面も残っていたわけでして。
システム的にもですが、キャラの能力値とかそういう面でもですね。
能力値なんてのは絶対人によって意見が分かれるところなのでしょうが、それでも譲れない部分もあります。
例えば大雑把に文官タイプか武官タイプかとかね。
完全オリジナルのゲームなら問題ないのですが、三国志をモチーフにしている以上、どうしても合わせなければ不満も出てくるでしょう。
初代はゲームとしては面白かったのですが、そういうところが結構いい加減でした。
本作もまだ若干変なところもあったかと思いますが、それなりに改善もなされています。
そういう点でも好印象でしたね。
前作ほどのインパクトがないということで、良作扱いでも構わないのかもしれませんが、新君主による新たな楽しみ方の増加を評価して、ギリギリですが名作としておきます。
Last Updated on 2025-05-11 by katan
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