サナララ ~SA・NA・RA・RA~

2005

『サナララ ~SA・NA・RA・RA~』は2005年にWIN用として、ねこねこソフトから発売されました。

ノベル系ADVなのですが、短めのシナリオが4本の、オムニバス作品になります。

<感想>

ストーリー的にはちょっと切ない恋愛系、あるいは成長系の物語って感じですね。

テキストは、良く言えば、ほんわかした感じで終始進みますので、雰囲気が好きになれれば最後まで楽しめるのかなと。
逆に相変わらず平坦な起伏に乏しいテキストですので、これまでのねこねこの恋愛系が苦手な人だと、今回もまたきついのかなと思います。
個人的には短めのストーリーってことで最後まではもったのですが、やっぱり起伏の乏しさは気になってしまいました。

まぁ、その辺は想定の範囲内ではあったのですが、ストーリー面も悪い意味でそうなっちゃった感じでしょうか。
本作は、人は誰しも一生に一度チャンスを叶えられるという、チャンスシステムというのがキーとなっています。
つまり、これにまるわる4つの物語ってわけですね。

ただ、4つの物語は丁寧には描かれてはいるのですが、どこかで見かけたような話ばかりなわけでして。
しかも似たようなパターンばかり並べるものだから、より一層飽きやすく感じてしまいます。
それでも設定を活かした深い掘り下げがあれば良かったのですが、オムニバスの性格もあってそれもあまりなかったですしね。
そのため、結局、ありがちというか平凡な話が4つ並んで、それで終わったという感じでした。

振り返ってみれば銀色も同じような感想を抱いたわけで、あちらは悲劇なのでストーリーの方向性は全然ことなるのですが、どこかで見た悲劇を4つ集めて終わりって感じでした。

別に王道でも構わないのですが、それらを集めたその先の何かが欲しかったわけで、いつも肝心な部分がごっそり欠けているように思うのです。

作品は良いけどブランドは嫌いというケースも多いのですが、ねこねこはその反対だったりします。
サービス精神は旺盛ですし、ブランド自体は応援したくなります。
またロリっぽい絵も結構好きだったりするので、ちょくちょく気になってつい手を出しちゃうんですよね。
本作の場合、定価自体も安かったですし。
内容的にも決して悪くはないのですが、既視感がつきまとい良くも悪くも平凡なんですよね。
そしてそれ以上に今回で成長のなさを感じてしまい、未練というか期待もこれで切れてしまったわけで、もうここのゲームはやらないだろうなと思った作品でもありました。

ランク:D-(凡作)


Last Updated on 2026-02-09 by katan

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