『CHAOS;CHILD』は2014年にXbox One等のCS用として、5pb.から発売されました。
科学アドベンチャーシリーズの第4弾。
シリーズの知名度も上がったと思うわりには、いまいち本作の影が薄く感じるのは私だけでしょうか。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・2015年、渋谷。
6年前に起きた大災害、渋谷地震から復興された街に新設された私立高校『碧朋学園』に通う青年宮代拓留は、自身が設立した新聞部の活動の一環として『ニュージェネレーションの狂気の再来』と称される
連続殺人事件を追っていた。
情報強者を自称する拓留は、持ち前の好奇心と行動力、そして周囲の手助けや偶然もあり、とうとう事件の第一発見者となる事が叶う。
真相の究明をする事で自身の有能さを知らしめる事ができると考えた拓留は、義理の姉を自称する来栖乃々の制止も聞かず、幼なじみの尾上世莉架や親友の伊藤真二と共に動く事となる。
やがてそれは、渋谷に生きる全ての人々を巻き込む狂気となって拓留に襲い掛かり、拓留もまた、自身の過去と向き合う事となって行く。
<感想>
もう記憶も薄れてきているのですが、端的にいうと地味だなと。
『CHAOS;HEAD』をプレイした時、作品として好きかとか、シナリオが好きかとかは別として、演出面の凄さには驚かされましたし、それだけでプレイする価値はあったと思いました。
本作もがんばってはいるのでしょうが、進化の幅も少なく、特に印象には残らなかったです。
科学アドベンチャーシリーズとしては、『STEINS;GATE』が話題になりましたし、それでシリーズの認知度も高まったと思います。
『STEINS;GATE』は、キャラのオタ臭さは全開でしたが、それはあくまでもキャラの特徴付けの話であり、ストーリー自体はわりとオーソドックスであったことから、実際には幅広い層に受け入れられやすい内容だったと思います。
それに比べると本作は、一部のユーザー向けという感が否めないです。
プレイして気になったのは、とにかく主人公が不快ということでした。
ここまで不快な主人公も久しぶりのように思います。
また、ストーリー展開も、同じようなことの繰り返しであり、単調に感じてしまいました。
そのため、本作に対して良いイメージは全くもてませんでした。
<評価>
本作をプレイすることにより、シリーズ過去作は実は凄かったのかと、『STEINS;GATE』等を再評価する気にはなれましたが、それだけにより一層、本作に対しては辛口になってしまいます。
シリーズの中では知名度が低そうな本作ですが、その印象がそのまま評価に直結したような形となり、個人的には駄作と考えます。
Last Updated on 2024-10-23 by katan
コメント