『REVIEW』は1990年にPC88用として、オレンジハウスから発売されました。
ブランドデビュー作であり、この頃からキャラは可愛かったですね。
<感想>
主人公の女の子はある日、異世界に召喚されてしまいます。
自分を元に戻せるのが王女だけであることから、主人公はさらわれた王女救出の旅に出るってのが、おおまかなあらすじになります。
旅の道中は仲間もできるわけですが、その中にレズがいるってのはこの手のお約束ですね。
オレンジハウスは、この作品がデビュー作でした。
デビュー作ということもあってか、ゲームジャンルは普通のコマンド選択式のADVだし、ストーリーも平凡だし、ボリュームもかなり少ないしで、基本的な部分には結構甘さがありましたね。
もっとも、短くても雰囲気良く楽しむことはできましたし、キャラもかなり可愛い上に使えるので、決して悪い作品ではありませんでした。
個人的には、ここのブランドの絵柄は好きなんですよね。
それと忘れてはならないことがありまして、本作の98版はMIDI音源に対応した、おそらく最初のアダルトゲームだったと思います。
私はあまりサウンドにはこだわらない方ですが、こだわる人にはオレンジハウスは注目ブランドだったでしょう。
そういう意味では、アダルトゲーム史に名を残せる作品とも言えます。
この点は十分評価に値するでしょうね。
<評価>
総合では良い点と悪い点が相殺しあって、結局は佳作ってところでしょうか。
単に私が音に疎いだけかもしれませんが、どちらかというと資料的価値の方が大きいのかもしれませんね。
ランク:C(佳作)

Last Updated on 2025-01-31 by katan
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