『Real intention ~ココロのクサリ~』は2007年にWIN用として、相討ちネガティブギャングから発売されました。
とにかくCG枚数の多い作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
商品紹介による、あらすじは以下の通り。
メガネと三つ編み姿の、地味な少女、名々瀬流緒。そして学校の教師である、主人公。
少女の家庭の事情で、二人は同棲生活を始めることになる。
楽しい毎日を送る二人だったが、ある出来事をキッカケに、全てが狂い始めた。
教室で強姦され、家でも凌辱され、授業中に呼び出されて調教される。
少女は奴隷になったのだ。レイプから始まる純愛。
二人は、果たしてどんな結末を迎えるのか…。
<グラフィック>
この作品の一番の特徴は、CG枚数の多さにあるのでしょう。
基本CGは104枚あり、差分込みだと390枚になります。
本作は同人サークルの作品であり、1155円という低価格にもかかわらず、フルプライスの商業作品に匹敵するどころか、凌駕しかねない量ですからね、これは単純に賞賛に値するでしょう。
もしエロゲをCGの量で判断するのであれば、文句なしにオススメできます。
もっとも、CGの質自体は必ずしも高品質とは言えませんし、本作には音声がありません。
したがって、音声を重視する人には物足りなさが残るでしょうし、抜きゲーとして総合的に考えた場合には賛否分かれうるのでしょう。
個人的にはシナリオゲーには音声がなくても構わないのですが、エロさが特徴になっている作品には音声が欲しいと思ってしまいます。
ましてや本作は2007年というゼロ年代後半の作品ですからね。
若干物足りなさも感じてしまい、エロという面からはあまり強くなかったのかなと。
<ゲームデザイン>
基本的には一本道のノベルゲーなのですが、途中の選択肢の選び方により、エンディングは複数に分岐します。
選択した結果がゲーム後半で発生しますので、通常なら異常な高難度になりかねません。
しかし、好感度などのパラメーターが可視化されることで、ここは上手くバランスが取られています。
本作の特徴として挙げられるのが「たたみかけモード」であり、連続する選択肢に答えることで好感度が大幅に変化します。
この「たたみかけモード」の間は、セーブロードができません。
ここが上手く機能していればゲームとして面白くなりえたのでしょうが、実際には選択肢の連続でしかなく、他の作品でも幾つも見かけるシステムなので目新しさもありません。
セーブロードを封じることで作者の意図は伝わりやすいものの、その代わりにユーザーに不便を押し付けるものであり、こういう独りよがりなシステムはあまり評価できないでしょう。
<感想>
陵辱としての調教ではなく、純愛としての調教。
テキストは悪くないものの、同人作品でボリュームが少ないこともあり、比較的あっさりめになっています。
また、展開の幅もありません。
この手のジャンルも昔は結構あったのですが、そういやゼロ年代半ばあたりからはグッと減ってしまいましたよね。
過去の作品を知っている人には物足りなく感じてしまうでしょうが、ゲーム経験が浅くこの手のジャンルに初めて触れる方も結構いそうなので、そういう人には新鮮に見えるかもしれません。
個人的には物足りなく感じたけれど、入門作として、或いはジャンルの火を途絶えさせないという観点からは、こういうのもあっても良いよなとは思います。
<評価>
絵の多さという魅力は音声がないことで相殺されてしまいますし、シナリオ面に目新しさもない上にあっさりなので、個人的には思ったよりも印象に残らない作品でした。
したがって、総合でも佳作としておきます。
もっとも、CG枚数の多さという客観的特徴を備えているだけに、CG量を重視するのであれば、文句なしにオススメできます。
また、シナリオ的にも近年は手薄なジャンルだけに、未経験の人には良い入門作としてツボにくる可能性は秘めた作品だと思いますね。
ランク:C(佳作)

Last Updated on 2026-03-07 by katan



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